詩 336
バプテスマ
光 やわらかく 風 おだやか
水深 不明 とどかない
視力は まるで 臙脂蜘蛛
砂糖でできた 爪を切り
炭に 埋もれた 子供たち
望遠鏡を ひきずって
凱歌 たからか 細い道
火が消えたよう 嫌悪感
悪意のこだま 顔に受け
空砲 とどろく 午後三時
存在 なくした コインランドリー
最後の瞬間 見失う
水盆 落として 割れたなら
事実も 理想も ふさわしくない
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バプテスマ
光 やわらかく 風 おだやか
水深 不明 とどかない
視力は まるで 臙脂蜘蛛
砂糖でできた 爪を切り
炭に 埋もれた 子供たち
望遠鏡を ひきずって
凱歌 たからか 細い道
火が消えたよう 嫌悪感
悪意のこだま 顔に受け
空砲 とどろく 午後三時
存在 なくした コインランドリー
最後の瞬間 見失う
水盆 落として 割れたなら
事実も 理想も ふさわしくない
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