詩 320
花売り
オレンジの木に 声 まだら
塀の下では 水たまり
散歩の途中で日が落ちて
もう帰れない 水銀灯
いとすぎ 編んで 屋根をかけ
朝は わたあめ なめるでしょう
しゃがんで カエルをつかまえて
自分の光で影は濃く
どうせ 明日も浴槽で
栽培される運命で
それなら いっそ 空白 このまま
るつぼ 飛びでた 太陽の
目は憂鬱で 雲 おぼろ
手をのばすには確信がない
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花売り
オレンジの木に 声 まだら
塀の下では 水たまり
散歩の途中で日が落ちて
もう帰れない 水銀灯
いとすぎ 編んで 屋根をかけ
朝は わたあめ なめるでしょう
しゃがんで カエルをつかまえて
自分の光で影は濃く
どうせ 明日も浴槽で
栽培される運命で
それなら いっそ 空白 このまま
るつぼ 飛びでた 太陽の
目は憂鬱で 雲 おぼろ
手をのばすには確信がない
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