オットー_ネーベル

【小説の書き方 84】

現在ぼくらがもっとも気にかけている古典作家は、デフォーからスタンダールへと連なる系譜であり、十八世紀合理主義の明晰性をすべて受容した路線だ。ぼくらの願いも、知性と勇気と欲求にあふれ、それでいて熱狂的になったり満足したりせず、ずるがしこさや高慢に陥らないような男女の人間像を想像することだ。

カルヴィーノ

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