夜行性のコピー

詩 262

  夜行性

さみしい顔して 不機嫌で
長い足には長い影
オーロラ つかんだ 太陽樹
黒い土 踏み 遠すぎて

擬人法にも忘れずに
つばさ 背中に 色白で
月の光の花 つめば
かなしいけれど標本で

いまでも 共存 あきらめず
声をたよりに見つけだし
ただ かがやかせるために生まれた

呼吸と生命 その におい
大切にしてもらえたら
街灯の下 それでも 退屈

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?