【通信講座】 小説「克服」 講評
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迷ったが
個性そのもののような、この作品を評価しないのは嘘なので
辞退されなければ
第7回 川光俊哉賞 佳作をさしあげたい。
何者?
僕が野球選手を好きな理由は、日々、感覚を維持しようとしているからだ。勝った時の感覚、ホームランを打った時の感覚、いい曲がり方をしたカーブを投げた時の感覚。再現性。肉体の感覚と精神の感覚。僕が持っているのは後者だ。僕は白い壁を見る。僕の性器はまた勃起をしている。僕の性器には肉体の感覚がある。こんなにつまらないことって他にない。僕は頭の中に新しいものを描こうとする。ぴゃっ! 僕は続ける。ぴゃっ! ぴゃっ! ぴゃっ! 僕は克服してやる。
表現に嘘がない。
遺憾なく個性を発揮して
今度は長いものを書いてほしい。
ご健筆を。
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