詩 371
天気輪
窓にもたれて 万華鏡
セミの羽には薄化粧
アリジゴクにも 童話の目
呼吸は 錯覚 奥 深く
満月 寡黙 シャンデリア
光の素足 塗装して
焦点 むすぶ 金魚鉢
スズラン サンゴ 追放し
土足で 虚空 哄笑し
カスタネットとドミノ 種
エニシダ 摘んだ 指の白さに
子宮に 結晶 天気輪
窓にもたれて 焼け野原
再会のはて 面影 消えろ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
天気輪
窓にもたれて 万華鏡
セミの羽には薄化粧
アリジゴクにも 童話の目
呼吸は 錯覚 奥 深く
満月 寡黙 シャンデリア
光の素足 塗装して
焦点 むすぶ 金魚鉢
スズラン サンゴ 追放し
土足で 虚空 哄笑し
カスタネットとドミノ 種
エニシダ 摘んだ 指の白さに
子宮に 結晶 天気輪
窓にもたれて 焼け野原
再会のはて 面影 消えろ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?