熟睡厳禁のコピー

詩 287

  熟睡厳禁

ひとつしかない窓のほう
ゆらゆら 泳いで たどり着く
みにくい 黒い目の少女
髪はみだれて 背のびして

ワルツ マーチにない価値を
えがきはじめた その瞬間
夜の使者から排除され
それでも気高く泣いていた

炭酸 ぶちまけ ひとにぎり
のぞみ 息づく 物語
着がえてくれば不安もなくて

軽蔑されても 大丈夫
あなたはきっと アゲハチョウ
孤独に酔いしれ 約束 忘れて

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