詩 343
対岸へ
はるかな 合図 薄明の
線香花火 ただ ふたつ
見てはいけない 自画像に
光 流れる ひとりごと
いろどり かすむ 白日に
深くて 長い 息づかい
あとかたもなく 燃えつきて
雨を降らせる ひややかに
解読不能の錯覚は
なぜか おだやか かたち なく
どこへでも 行く 傷つき 不機嫌
プラスチックの憂鬱と
祝福 モザイク あどけなく
暗く 万物 やどる あじさい
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対岸へ
はるかな 合図 薄明の
線香花火 ただ ふたつ
見てはいけない 自画像に
光 流れる ひとりごと
いろどり かすむ 白日に
深くて 長い 息づかい
あとかたもなく 燃えつきて
雨を降らせる ひややかに
解読不能の錯覚は
なぜか おだやか かたち なく
どこへでも 行く 傷つき 不機嫌
プラスチックの憂鬱と
祝福 モザイク あどけなく
暗く 万物 やどる あじさい
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