【通信講座】 小説「にゅうにゅうの逆襲」 講評
カフカ『家父の気がかり』における「オドラデク」のような
「にゅうにゅう」を描いた作品かと思えば
本質的内容は「白川先生」の説教。
どう考えても構造がおかしい。
タイトルが内容と一致しない。「逆襲」の意味が分かっているのか。
「にゅうにゅう」の存在と
「白川先生」が完全に分離している。
どちらかが不要。
「にゅうにゅう」を書きたいなら
「にゅうにゅう」に対する語り手の執着、恐怖、オブセッション、あるいは
単純に行動理念が必要。
「白川先生」とのやりとりも
もっともつまらない、退屈な状況を選択しており(「飲み」)
カフカ的設定とまったく調和しない。
(作者より)
小説に関して、私は致命的な欠陥を抱えております。
どうやって書けばいいのか全く分かりません。
(詳しくはここに書いてありますhttps://note.com/abeumekichi/n/n9e858a8a43bd)
基礎からご指導いただきたいです。
考えて書いたことがない、に対しては
「考えて書け」としか言いようがない。
非常に読みやすく、かろやかで、ユーモアがあり
余裕すら感じる、心地よいリズムの文章ながら
内容が欠如している。
語り手の行動理念と
語り手を置く状況さえ特殊であれば
それだけで、もっとおもしろくなるのに、おしい。
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