【小説の書き方 97】
天才というのは、生来の抜群の創造力に加えて独自の目で世界を最大限しっかりと見る能力を合わせ持たねばならない。その見方には普遍性があって特定のタイプの人だけでなく万人に受け入れられるものでなければならない。天才の独自の世界は一般人と同じでありながら、より大きく、力強いものである。
ところで天才というものは、一世紀に一人か二人しか現われないものだ。解剖学の教訓がここでも当てはまる。正常なものはめったに現われないのだ。
モーム
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