【通信講座】 小説「彼と彼女の好きなもの」 講評
【通信講座】 小説「嘘をつく女」 講評で
https://note.com/toshiyakawamitsu/n/n559acc88d18e
ありふれたカップルのありふれたやりとりをスケッチしたにすぎない。
「嘘」が絶望的につまらない。
よって、「美々子」になんの魅力も感じない。
落とし話にもなっていない。
なにを読まされたのか分からず、気味が悪い。
(作者より)
構成も「葛藤」も、なにもないように思います。
そう思う。
凪いだ海にも詩情はあるのに
情緒も興趣もまったくのゼロであるとは信じがたい。
気味が悪い。
と書いた。
小説とは
「多かれ少なかれ特殊な変化を
多かれ少なかれ特殊な書き方で書く」
ということにつきる。
あまったるい感傷のみがあるだけで
特殊な状況など薬にしたくもない。
具体的、かつ特殊なイベント、アクシデント、事件をえがくべき。
もっと言うならば
心を鬼にして
登場人物たちを苦境に立たせるべき。
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