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詩 367

  パッチワーク

つめたい光に 花畑
幕があがれば 理科室で
てんびん かたむく 冷凍庫
パイプオルガン 焼却し

いすはないから アルマジロ
パッチワークの 観察者
声は あくまで おとなしい
世界は しょせん ヘビ マフラー

千鳥もようの生命と
トランペットと 拍手 消え
弦のざわめき 三千光年

やっと ありつく かき氷
港は みんな 眠るから
アルミニウムの 幕は あがって

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