【通信講座】 小説「ただの、ミジンコ。」 講評②
(作者より)
ありがとうございます。
最後にもう少し質問させて頂いてよろしいですか?
やはりせっかくなので
最後まで楽しんでもらいたいです。
この作品は川光さんはこれきりとは思いますが
前半飽きさせない工夫をしたいので
参考にさせてください!
・前半読んでいて、何も考えずさらっと読めましたか?
・体感時間は長く感じたでしょうか?
・実際読んだ時間を覚えていたら、だいたいでいいので教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
「何も考えず」というわけにはいかなかった。
つまらないと思った。
3時間くらいはかけた。
長かった。
読めば読むほど、きらいになる。
30年前の文藝賞なら受賞できただろう。
「嫌みかよ。おれのこと内心笑ってたんだろ」
「なにいってるの、」
はるかは思うような反応をしてはくれなかった。
「ひまつぶしにちょっと書いただけのやつが、本気じゃないやつが、なんでそう易々と賞なんかとれるんだよ」
罵声されたわけではないのに、その言葉はじわじわとからだに浸透していった。はるかはみたこともない表情をした。いろんな感情がごっちゃになっている。はるかの気持ちが痛いほどわかった。さっきまでは、わからなかったのに。
「ひまつぶしなんかじゃない」
39/50までつきあった「はるか」が
こんなにもおろかな人間として造形されている。耐えられない。
「はるか」は「思うような反応」をすべきであり
登場人物の一貫性まで犠牲にして書きたかった展開が
また、つまらない。
せめて読者より
作者のほうが登場人物を愛してあげていてほしい。
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