困った!アルバムの重みと思い出の重み【50代の写真整理1】
私たちみんなが整理に悩んでいるものの一つが「写真」や「アルバム」ではないでしょうか。
私が、大切な写真の整理に困って、今回初めて写真をデジタル化してみたことをお話しします。
同じようなことで悩んでいる方の参考になればと思います。
写真やアルバムにはかけがえのない価値がある
写真には、思い出が詰まっていて、お金に変えられない価値がありますよね。
自分が小さかった頃の写真、家族、友人、仲間と撮った写真、旅行先や思い出の場所が背景に写っている写真……。
どれも、記憶を鮮明に蘇らせてくれて、確かにその時間があったと実感させてくれます。
「お父さん、お母さん、若ーい!」
「私、こんなにちっちゃかったんだなあ」
「この頃は楽しかったなあ……」
写真は、現在と過去をつなぎ、アイデンティティを確認できる、かけがえのないモノです。
でも、そんな大事な写真が一方で、家の中で場所ふさぎになっている。
あるいは整理できず、たくさんあるのに、見たい写真がすぐに見られない。
ジレンマです。悲しくなりますよね。
私たちの世代以上は特に、重くて場所をとる、昔ながらのアルバムが困りものです。
サイズがでかい。そして、重い。
大切なので、絶対に捨てたくありません。
しかし、いよいよなんとかせねば……という状態になっています。
皆さんの家にも、似たような「思い出の箱」がありませんか?
それとも、すでに上手に整理されているでしょうか?
積み上がる段ボール箱
部屋の中に積み上がって、手がついていない段ボール箱があります。
その一部、4箱が、アルバムと未整理のプリント写真の写真です。
あまり考えたくありませんが、実家で箱に詰められて、「あとは自分で保管してね」と送られてきてから約15年、いや、もしかしたら20年、この状態で置いてあります。
箱に入れて積み重ねられているので、普段気軽に開いて見る、ということもありません。
そもそも自分が小さかったときからの写真で、そんなに懐かしがる年でもないので、思い出すこともあまりありません。
「大事な写真はちゃんとあそこにある」という安心と、「あのままではどうしようもない、なんとかしなくちゃ」というストレスは感じていました。
安全で穏やかな生活のためにも片付けを!
しかし、本当にどうにかしないといけなくなってきました。
ひとつには、同居している80代の母親が、少しずつ衰えてきているからです。
料理洗濯も毎日するほど元気なのですが、それでも身体は少しずつ衰えてきています。そうすると、ちょっとよろめいて肩や身体を家具の角やドアの取手に軽くぶつかることが増えてきます。
強くぶつけたり転倒したりしたら、骨折などの怪我につながりかねません。
モノを少なく、部屋を広くすることが、先延ばしできない課題になってきたのです。
また、うちでは私よりも母親の方が整理・片付けが大好き。
よくある話では、親がモノを溜め込んで実家が大変、なんて聞きますが、うちでは逆です。
未練がましく、思い出の品をとっておきたいのは、娘の私。
「思い切って捨てたらいいじゃない!」と言うのは、母親の方です。
「本当にあんたは、モノを溜め込むんだから、まったく……」
元気でうれしいのですが、それはともかく、本当になんとかしなくてはなりません。
それでも写真が捨てられない理由
私は整理整頓と片付けが長年苦手でした。
でも、さすがに50代の今、ずっとこのままじゃいけないと感じています。また、愛着のあるモノへの未練も、若い頃よりは減ってきました。「墓まで持っていけるわけじゃなし」「今の生活の住み心地の方が大切」と、割り切りもできるようになってきたつもりです。
でも、写真だけはホイホイと捨てられません。
お金で買い直せるものでもないですし、見ているとうれしくなる、懐かしくなる、幸せを与えてくれるものだからです。
じゃあ、どうしましょう?
デジタル化、してみようか?
モノの容積は圧縮したい。できれば限りなく小さくしたい。
しかし、写真は見たいときに見られるように残したい。
課題を解決する手段のひとつ、デジタル化。
スキャンして、写真のデジタル化をしてみようか? と考えました。
書類、書籍。いろんな紙モノがデジタル化され、ペーパーレス化が進んでいる令和6年です。もっと早く考えてもよかったはずです。
自宅には複合機があり、スキャナー機能があります。
一方で、写真その他をデジタル化するいろんなサービスも、世間にはあります。
ただし。パッと考えただけでも、こと写真整理やアルバムに関しては、いろんな困難が予想されます。
……この話の続きは、また別の記事で。実際にデジタル化に挑戦してみた話をお伝えします。
生まれたときからデジタルカメラがあった世代の方なら、こんな苦労はないのかも。
いやいや、親の世代の写真を整理しようと思ったら、同じ問題にぶつかるかもしれませんね。
皆さんもぜひ一緒に考えてみてください。
この記事のつづきはこちらです。↓
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