ガタガタネジが再びしっかり!パテを使った簡単修理術
石膏ボードにねじこんだネジが、ネジ穴がゆるんで、ガタガタになってきたのを、直したことはありますか?
ネジのゆるみからくるガタつき、地味にストレスですよね。
修理用のパテを購入するだけで、誰でも簡単に直せます。
今回やってみたので共有します。
パテを乾かすのに24時間が必要なので、作業自体は簡単ですが、2日かかります。
DIY初心者の私でも、簡単にできました。ひとつの困難を除いては。
状況
洗面所の上にある、小さな換気口。
これが、フィルターを外して掃除しようと、いつもガタガタさせているうちに、なんだかとれそうになってきて、ついにネジが1本、落ちてきてしまいました。
前から気になってはいたのですが、今回、調べてみるとパテで直せそうなので、直してみることにしました。
用意したもの
石膏ボード用のパテ
ドライバー
踏み台(天井に手が届く高さのもの)
住居用洗剤(二度拭き不要)、雑巾
ねじパテ・石膏ボードの壁用(建築の友)
※上記リンク先WEBページ内の動画が、作業の参考になります。
※「木部用」の商品もあるようです。
1日め
パテを壁の穴に注入するために、十分なスペースが必要なこともあり、のこりのネジすべてをドライバーで外し、黒いパーツを下に引きました。
ダクトホースというのでしょうか、銀色のビヨンビヨンしたホースにつながっていて、つながったまま、バネのように押し出されてきます。
天井が汚れていたので、住居用洗剤できれいにしました。
(垂れてくるので注意)
ここからは、パテの使用法の動画で見た通りに進めます。
千枚通しなどで、穴の中をできるだけきれいにします。
粉やデコボコが中途半端に残らない状態が理想的なようです。
ただし、構造上、斜めからしか入れられないので、難しかったです。できる範囲で。
続いて、穴のフチにチューブの口をぴったりつけて、穴の中にパテを注入します。
中に空間が残らないよう、みっちりパテを入れるのが理想のようです。
とはいえこれも、チューブをまっすぐぴったり当てられないので、完璧ではなかったかもしれません。
4つの穴すべてにパテを詰め込んだところ。
乾くと縮むそうなので、たっぷりめに、少しはみ出すくらいにしました。
穴は下を向いていますが、パテは垂れてはきません。
1日めはここまで。かかった時間は、20分くらい。
マニュアルには、24時間パテを乾かすようにと書いてあります。
2日め
24時間経ちました。
さわってみると、乾いて完全にかたくなっています。
よりきれいにするには、このはみ出たところをカッターで削ったりするといいらしいのですが、今回は見えなくなるところなので略します。
あとは、4本のネジを元通りねじこむだけです。
だけなのですが……ここからが汗だくでした!
ネジをしめる作業自体は、難しくありませんでした。
かたまったパテはしっかりと安定していて、ネジをねじこめる程度にはやわらかく、正しく直下から垂直にドライバーで押し込んでいけば、入っていきます(力は要ります)。
意外に困難だったのは、両腕を天井へ向けて、左手で換気口を押さえながら右手でネジを締める、という力作業でした!
情けないのですが、ずっと両腕に力を込めつつ上へあげているので、結構負荷が高く、二の腕がプルプルしてきまして……。
それと、両手作業のため、4つのネジをすべて締めるまで、一度踏み台に上がったら移動できません。
そのため、作業中に降りたり手を離したりせずに済むよう、ネジの置き場と最初の踏み台の設置場所は、注意する必要があります。
たぶん、DIYに慣れた人なら、電動ドライバーであっという間!でしょう。
うちにもひとつあったはずなんだけど、長いこと使っていないので、さてどこに行ったかな……?
汗ダラッダラになりましたが、4本のネジがきっちり締まって、かっちり天井につきました。満足です!
ここまで、2日めの作業は約20分でした。
慣れた人なら5分で済むかもしれません。
めでたし、めでたし。
大事につけた換気口なので、次からは、フィルターを外すときにも、ガタガタ揺さぶらず、やさしく外そうと思います。
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