雑誌付録の簡単「自分史年表」で新発見!あなたの人生、ふりかえってみませんか?
「自分史」という言葉を聞いたことがありますか?
就活や終活のなかで、この言葉を知った人もいるかもしれません。
興味を持った場合、何から取り組めばいいのでしょうか。
そんな方にちょうどピッタリの特別付録「自分史年表」と記事が、11月15日に発売された雑誌『婦人公論』2024年11月号にありますので、「自分史活用アドバイザー」の資格を持つ私がご紹介します。
知人が自分史のアドバイスを取材されて記事になっていることもあり、ちょっと(勝手に)PRさせていただきますね。
自分史とは?
自分史(じぶんし)とは、自分を振り返って自分を見つめ、見返したり人に見せたりできるかたちでまとめた「私の歴史、私の物語」のことです。
パソコンやプリンターが普及した現在は、誰でも簡単に取り組める楽しみになりました。
noteで自分史を書いて発信している方もいらっしゃいますね。
表現の幅も実に多彩です。どれも「自分史をつくる」表現といえます。
文章で書きつづる。
写真を集め、アルバムでふりかえる。
音声で肉声のメッセージで語って残す。
動画で映像と肉声で記録して残す。
家系図にして、ルーツを共有する。
年表にして、データで歴史を俯瞰する。
これらを、紙に書いたりプリントして残したり、WEBで公開したり、動画や音声をDVDにして残したりと、さまざまなかたちで残すことができます。
自分史年表とは?
自分史年表とは、自分史を年表のかたちに書き出したものです。
履歴書でも、自分の学歴や職歴を一覧にして書き出すことがありますね。
かたちはあの経歴一覧に似ていますが、内容は、そうした事務的・機能的なものではありません。
「自分のこれまで」の中には、学歴や職歴だけではなく、自分の転機になった出来事や、人との出会い、別れ、楽しんできた趣味、家族と過ごした時間など、今の自分にたどりつくまでのあらゆる要素が含まれます。
自分史年表のメリット
長い文章を書く必要がない。
箇条書き、メモ書き、書けることから書いてOKなので自由度が高い。
定形のフォーマットに、思い出したことから書いていくだけなので、負担が少ない。
年表形式なので、自分のこれまでを客観的にふりかえりやすい。
細切れの時間に少しずつ進められる。
できたものを、見せたり話題にしたりしやすい。
自分史年表には「社会のニュース」の項目があるとおもしろい
「自分の年表」なら、誰でも紙とペン、もしくはパソコンとExcelでもあれば、今すぐ書きはじめられそうです。
西暦(元号)
自分の年齢
その年に自分にあった出来事
これらを羅列していけばいいのです。
でも、できれば1点だけ、もう1列項目を増やしてみてください。
「社会の出来事(ニュース)」という項目です。
たとえば……
私が社会人1年生になったのは、1989年(平成元)でした。
この年は1月に昭和天皇が崩御し、元号が変わりました。新生活がスタートするなか、6月に中国では天安門事件が起き、11月にはベルリンの壁が崩壊しました。世界史の大きな転換を感じる事件がたくさん起きた年だったのです。
こんなふうに、個人的な出来事と、日本や世界で起こった出来事、さらにはその年に流行った映画やドラマなども合わせて書いていくと、あら不思議。当時の自分の姿が、背景となった社会の出来事と重なって、思い出が鮮やかによみがえってきたりします。
こういうことを、調べるのが楽しくもありますが、自分が生きてきた年数分調べて書くのは、ちょっと手間でもあります。
『婦人公論』11月号特別付録の「自分史年表」には、「社会のニュース」の項目がある
今回、『婦人公論』に自分史の特別付録と記事が載ると聞いて、さっそく買ってきました。
見てみて「これはいい」と思ったのが、特別付録の「自分史年表」に、上記の「社会のニュース」の項目があり、すでに記入がされていることです。
たとえば……
1989年 平成元年 という行の下には、「昭和天皇崩御し平成と改元/ベルリンの壁崩壊」と、1行すでに記載があります。
私がすることは、その下に、当時の私の年齢を書き込み、その下に「あなたや家族の出来事」を1行書き込むだけです。
見返すと、「ああ、この年はこんな年だったな」ということを、社会のニュースとともに見ることができます。
特別付録の「自分史年表」は、厚みのあるしっかりした紙に、表裏フルカラーで印刷されています。
折りたたまれているのを広げると、A3×3枚ほど、たっぷりした量になります。
点線からキリトリできるので、切り離して記入し、保存したり、壁に貼ったりすることができます。
年表は、100年前の1925年(大正14)から始まって、少し未来の2030年(令和12)まで、書き込むところがあります。
来年100歳になられる方までは、誕生から書けますし、多くの方は、父母の誕生から家族の歴史を書くことができるでしょう。
なかなかよくできた付録だと思いました。
「自分史入門講座」60分ぐらいの情報量が詰まった記事
特別付録と一緒に、自分史について紹介する記事ページもあります。
「世界に一冊、あなただけの物語を綴るコツ」でアドバイスをされている河野初江さんは、「自分史活用アドバイザー」という資格を認定している、一般社団法人 自分史活用推進協議会の理事です。私もよく存じ上げている方です。
神奈川県横浜市で「自分史サロン」を主催して、実際にたくさんの自分史づくりをサポートしてこられた方で、つくり手にとってのメリットも苦労も、よくご存知です。
その立場からアドバイスされている記事は、しっかりポイントが押さえられているので、「自分史のことは初めて知る」という方にもわかりやすくなっています。
「自分史入門講座」60分を受けたぐらいのエッセンスが詰まっていますので、ふわっと興味がある……ぐらいの方にとてもおすすめできます。
もしも、「そういえば、うちの親がそんなことに興味を持ちそう……」という場合は、プレゼントされるのもいいでしょう。
10月15日発売『婦人公論』11月号に掲載
『婦人公論』(ふじんこうろん)は、中央公論新社(読売新聞グループ)が発行する婦人・女性誌です。
読者コーナーを見ると、50〜70歳の女性の方が投書していますので、読者層はこのくらいの年代かなと思います。
お近くの本屋でどうぞ
10月15日に発売したばかりの著名な雑誌なので、お近くの本屋さんでも手に入りやすいのではないかと思います。
婦人・女性雑誌ですが、健康やアンチエイジングの記事は、高齢の男性にも役に立つ内容が多いので、買って損にはならないと思います。
どんな内容なのか、ちょっと手に取るだけでも、どうぞ。
ご覧いただけたら、新しい趣味に「自分史」が加わるかもしれませんね。
↓お近くの本屋にない場合は、Amazonでも購入できます。
↓自分史の楽しみ方、さまざまな表現や自由な楽しみ方、事例をさらに知りたい方には、こちらの本がくわしく、おすすめです。
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