これをやらなければ店は潰れていたかも…

私はかつて

カジュアルファッションの
全国チェーン企業をやめて

とある商店街のはずれに
仲間と個店を作ったのですが、

お店の開店が迫ってきた頃に
チェーン時代の先輩と
食事をする機会がありました。

久しぶりにお会いして
会話が弾む中で
先輩に強く言われたのは、

「市場調査、競合店調査、立地分析はどれくらいやったのか?詳細に分析したのか?」

ということでした。

金融機関に提出する
書類などのために
多少はやっていましたので

その内容を
先輩に話したところ、

「やばいぞ、それじゃ。もっとちゃんと分析してから店をオープンしないと、すぐに潰れるぞ」

と言われてしまいました。

確かに
先輩の言う通りで、

調査分析したと言っても

当時の私たちは
市場や競合、立地は
それほど重視していませんでした。

というのも、

私が今でも
商売のバイブルとしている

小阪の著書
『「惚れるしくみ」がお店を変える!』に
こう書かれていたからです。

「人をワクワクさせる感動的なあなたのお店が現れることによって、ある一人のお客の中に小さな感動を生み、それがまた別の人へ伝えられていく。それが広がって、大きな市場になっていく。」

「つまり市場というのは『創る』ことができるということです。 誰が創るか? あなたが、ですよ。」

私はこの小阪の言葉に
感銘を受け、

「よし、自分たちで自分たちの市場を創ろう!」
と決意していました。

では、

お店をオープンする前
私たちが一番力を入れて
取り組んだことは何か

と言うと、

それは
「お客さんにファンになってもらうための仕組み」
を作ることでした。

具体的には、

・どうやってお店の存在を知っていただくか?
・来店したお客さんの個人情報をいかにいただくか?
・個人情報をいただいたお客さんとどのように絆を育んでいくのか?
・2回目の来店の動機付けはどうするか?

といったことです。

ワクワク系マーケティングの
実践術の中には、

出会ったお客さんとの
絆を育む
「21日間感動プログラム」

というものがあります。

これは

最初の21日間で
お客さんにとって
忘れられない存在になって

永くお付き合いしていく
ためのものですが、

こうした取り組みを
オープン初日から
確実に実行するため、

具体的な仕組み作りと
仕組みを動かすためのツール作りを
していきました。

そうしていよいよ
お店がオープン。

事前に作り上げた
「お客さんにファンになってもらうための仕組み」を

オープン初日
最初のお客さんから
動かせたことで、

初年度で約2000人の
顧客リストを獲得できた上に
絆顧客がどんどん増え、

繁盛店になることができました。

お店オープン前に
「お客さんにファンになってもらうための仕組み」
を作っていなければ

もっと苦労していたでしょうし、

その後の繁盛も
どうなっていたか分かりません。

「市場調査や競合店調査はやるな!」
とは言いませんし

立地が悪いよりも
良いほうがいいと思いますが、

いくら綿密な市場調査や
競合店調査をやっても

お客さんが自店のファンになって
お買い物し続けてくれなければ
お店の維持は難しくなります。

一方、

ファン客を必要十分な数
保持できていれば
お店の業績は底堅く維持できます。

私が仲間と作った個店が
あらゆる人から

「すぐに潰れる」
「やめておいたほうがいい」
と言われながら

繁盛することができたのは、

オープン前に
「お客さんにファンになってもらうための仕組み」
を作っていたことが

大きな要因だったことは
間違いありません。

ぜひみなさんも

お客さんをワクワクさせて
あなたの市場を創っていただきたい
と思います。

ということで、
こちらの動画では

今日のお話に通じる、

商売繁盛するために最も大切なことを
お話ししています。

YouTubeチャンネル
「小阪裕司の商売道場」で
視聴回数トップの動画です。

ぜひ最後までご覧ください!
↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=G5w7wJ1bar4

それではまた次回に。 
 
  

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