婚外恋愛を自己正当化してみた!って話。「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」を読んで。
ホモデウスの感想文その2
その1はこちら↓
「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」を読みました。
人間は力と引き換えに意味を放棄することに同意する
これが現代の契約なんだそうです。
近代に入るまでは、
「人間は何らかの宇宙の構想の中で役割を担っている。全知全能の神もしくは自然の摂理が構想していて、人間自ら変えることはできないこと。」
これが信じられていた。
「僕たちはみんな、神や自然の摂理の手による壮大なドラマの重要なキャラクターなんだな。どんなストーリーかはわかんないけど、恐ろしい戦争も、疫病も、干ばつも、その壮大なストーリーのなかで重要な意味がある。今はつらくても、必ず救いはある、現世で無理でもあの世では。」
って考えることが可能だったんですね。
で、現代。
科学が発展して、いろいろなことが分かってきました。
ホモ・サピエンスが今の地球を支配しているのは、たぶん数々の偶然によるものだよねって。
人々を救うために神から遣わされた聖人達、でもその聖人を信じる人々のためにさらに多くの人々が苦しみ、血を流しているよね。
神はいない=神は死んだ の世界になってるわけですよ、現代は。
神やおてんとさまに代わって広がっている教義は、「人間至上主義」
ーーホモ・デウス 上下合本版 No 4656/8553より引用ーー
人間は内なる経験から、自分の人生の意味だけではなく森羅万象の意味も引き出さなくてはならないという。意味のない世界のために意味を生み出せーこれこそ人間至上主義が私たちに与えた最も重要な戒律なのだ。
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ーー 同 No4688/8553 ーー
「自分が何をしたいと望んでいるか、善いと感じていることが善いかどうか、悪いと感じていることが悪いかどうかに関しては、自分自身の意見を聞きさえすればいいのだ」
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ーー 同No 4726/8553ーー
物事は、そのせいで誰かが嫌な思いをするときにだけ悪いものとなりうることを、人間至上主義は私たちに教えた。
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これを読んで、自分のW不倫に関する思いがとても整理されました。
奥さんのことは大好きですし、ほんとに大切に思っています。
なので奥さんとお付き合いを始めてから、20年近く一切浮気をしてきませんでした。
「こりゃ確実にヤレるだろ。」というシチュエーションが3回ありましたが、いずれも奥さんにバレる恐怖を克服することができず見送り三振でアラフォーを迎えてたんです。
で、ミッドライフクライシスを迎えたんでしょうね。
オスとしてのアイデンティティーの崩壊の危機を感じて某出会い系サイトに登録して、苦節1年半を経て、運命の婚外パートナーに出会うことができました。
奥さんにバレることの恐怖はいまだにあるんですが、パートナーさんと婚外恋愛関係にあること自体への罪悪感は全くないんです。
パートナーさんがいてくれることで、萎びて枯れていた男としての自信をもらっていますし、日々の活力をもらっていますし、奥さんに自分のわがままな性欲を押し付けることがなくなりましたし、家族により優しくなれている気がします。
もしも僕がパートナーさんとのことで後悔することがあれば、それは奥さんにバレて家庭が崩壊した時でしょう。
それでも、パートナーさんと婚外恋愛関係になったこと自体への後悔は一切なく、「バレてしまう行動をとってしまった自分の油断」に対しての後悔だと思います。
以前から妄想してるのですが、
人生100年時代、人生のパートナーと色恋のパートナーが違うのが当たり前、な時代が来て欲しいなあと考えています。
安定した婚姻関係を結びつつ、お互いに色恋を楽しむ別のパートナーの存在を認め合う関係。
「奥さんも某出会い系サイトに登録しないかなあ、全力でいい男探しを手伝うのに。」って本気で思っています。
まあ、日記村で探すことになりますが。
なーんて、以前からの妄想を支持してくれる本を見つけたので、うれしくなって言語化してみました。
W不倫という形態での婚外恋愛により救われている人ってのは、そこそこいるのではないかな?と思っています。
もちろん手痛い目にあっている人もたくさんいるのでしょう。
手痛い目に合わないように用心に用心を重ねて、人生100年時代の残りを少しでも前向きで、楽しくて、うれしくて、美味しくて、気持ちがいい体験をするために、W不倫をポジティブに捉える。
そんな日記を書いていきたいです。