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水とともに〜その1 水を飼う

ある日午後。

としお「レンちゃーん💦コロナでどこも出かけられないよー! 取材とかも行けないよー💦💦 なんかネタないの?」

レン「そんな簡単にあるわけないでしょ! 品評会も軒並み中止だし、外出だって満足に出来ないし…😔 池でも掃除して餌あげたら?」

と「餌、さっきあげたよー😔 掃除もさっきしたー💦🧹」

レ「じゃあ、水を磨け!😊 水が良ければ、鯉は勝手に良くなるよ😁」

と「水を磨く? そんなに簡単に鯉って変わらないよ?」

レ「そう?早いと2週間くらいで変わるよ?😊 例えば、この写真」

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レン「これは、おじいちゃんの十兵衛三色の末裔😁 十兵衛三色は歳を取ると紅色や墨色がより濃くなって来るのが特徴なの😁
左が2週間前で、右が3月15日だよ😊 身体の線が少しふっくらして、色がはっきりして来たでしょ?」

と「本当だ!同じ池に居たの?」

レ「ううん、それがこの子が元々いた池は地獄のような環境で、運良く生き残ってた感じ。私の池に来て、水の状態をとにかく磨いたら、テリ(粘膜)の状態がかなり回復して、綺麗になったんだよ😊」

と「凄いね!ちなみに水を磨くって、どうしたら良いの?」

レ「簡単には言えないけど、鯉業界で言う「コナレ水」ってやつだね。しっかりと水に空気を含ませること、止水を作らないこと、バクテリアを繁殖させて、表面に細かい泡が残らないようにすること。」

と「なるほど!今月の鱗光にも出てたね!」

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レ「そうそう! 錦鯉業界の飼育に関しては、「餌」と「治療」が大部分を占めてるけど、私は【水作り】だと思ってる。」

レ「ちなみに、鯉の状態はすごく変わりやすくて、このところ(4月15〜20日)は雨が続いていて、水の状態が悪くなったの。そしたら、いきなり鯉の粘液が剥がれちゃって、池は泡立つし、ツヤは落ちるし、充血しちゃうし最悪だよー💦😓😭」

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と「本当だ!しかし体型は随分しっかりしたね!😁」

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レ「まあ、あたしが飼ってるんだから当然よ😊😁 ただ、粘液が剥がれると鯉の免疫力も落ちて、病気になりやすかったり、傷も出来やすいから本当に困る… 池の水も細かい泡も増えたし…写真にも写ってるでしょ?」

と「本当だ!よく「泡切れが悪い」なんて言うよね。テリ(粘液が厚く、ツヤのある状態)の感じもこの頃とはだいぶ違うね!

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レ「でしょ😭 まあ、女子の髪と一緒で鯉もツヤが大切なの😁 だから、水を磨けって話よ🙂」

と「なるほどね!てか、レンちゃん😅この写真の紅白ヤバいな!ツヤツヤだね!」

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レ「まあ、水の調子が良い時はこのレベルのテリ(ツヤ)は普通よ😊 この水には細かな泡は無いし、水にもはっきりした線が入ってるでしょ?

次回以降、レン流の水の作り方、磨き方を書いてあげるね😊」

と「なるほど!楽しみにしてるね!」


鯉を飼う人、魚を飼う人は皆、「水作り」と言うのが一つ課題になりますよね? 今回はそんな誰もが直面する「水」をテーマにしてみました。

さてさて、レンちゃんの水作りとは?

次回に続く

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