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いつからラーメンは高級料理になったのだろう

みなさんはランチでの予算は、どのくらいを考えますか。
恐らく500円~1000円といったところでしょうか。
毎日の事の為、お弁当を作って持って行かれる方もいるでしょう。

今回はそんなランチの時間での発見と、そこから感じた事を記事にしました。


富士そばでラーメン

先日、ランチで富士そばに行った際に、「昔ながらのラーメン」というメニューを見つけました。

白メニューにラーメンの文字

富士そばでラーメンが食べられるとは思っておらず、
思わず食券を購入しました。
しかもラーメンが530円とお手頃な価格。
ランチ代としてもありがたいです。

しかしそもそも、ラーメンが1杯1000円を超える様になったのは、いつ頃からでしょうか。

らーめんの歴史

らーめんが日本の歴史に登場したのは室町時代とされています。
しかしその時は庶民に広まる事はなかったそうです。
その後、江戸時代末期の開国で中華麺が流入し、戦後の闇市にて一般化しました。

そこから現在まで、無数のらーめんが作られ、新しいジャンルが生まれ続けています。

らーめんの価格

そんな発展を続けているらーめんですが、その価格についてはかなり変化しています。

総務省の「主要品目の東京都区部小売価格」によると、
私が生まれた昭和57年のらーめんの価格は1杯344円でした。
現在の店頭価格と比べると、3~4分の1の価格です。
これは驚きでした。

2024年10月の同調査では、1杯581円。
店頭で売られている「中華そば」に分類されるものの調査値になります。
それでも40年で2倍近くになってきています。

実際に店頭でらーめんを食べると、1,000円前後からが一般的です。
しかし本来は、麺とスープにチャーシューが1枚とメンマといったシンプルな作りで、手軽に食べられるモノでした。

そこから沢山の職人の方々が味を追求し、素材に拘り、作り方を創意工夫してきました。
その結果、1杯当たりの値段が上がっていき、
今ではトッピングを付ければ2,000円近くなるお店もあります。

これはなかなか毎日という訳にはいきません。

まとめ

もちろん美味しいらーめんを頂けるので、値段設定に不満はありません。

しかし「ワンコインで食べられる」という昔から変わらない味に、
不思議と懐かしさを感じます。

正直、派手な具材がある訳でも、深みを感じるスープでもないかもしれません。
しかしその味に触れた時に、侘しさではなく懐かしさを感じるのです。

らーめんを通して、ノスタルジックな感情が呼び起こされるのかもしれません。

みなさんも一度、昔を感じられるらーめんを食べてみては如何でしょうか。

ではでは☆

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