見出し画像

意外と知らない!その2:ハヤシライスの名前は誰がつけたのか

先日、妻とランチにハヤシライスを食べていました。
何気ない会話をしている中、「ハヤシライス」の由来が気になり調べてみる事にしました。


由来

ハヤシライスは明治時代に日本で生まれた洋食料理でした。
カレーライスは江戸の末期に日本に伝来していたので、「ルーを飯の上にかける」という食べ方は、すでに認知されていたようです。

しかし調べてみるとハヤシライスの明確な起源や考案者はなく、「諸説」が多くある食べ物であると解りました。

諸説1:林氏が広めた

上野にある老舗フランス料理店「上野精養軒」の料理人だった林氏が、宮内省で修行中の際、師匠がハヤシライスを考案し宮内省のみで提供していた。
修行を終えた林氏が上野に店舗を出し、そこでハヤシライスをメニューに載せた事で、一般的に広がっていったという説。

諸説2:ハッシュドビーフがなまった

味付け以外は材料が同じのハッシュドビーフの「ハッシュ」がなまり、「ハヤシ」になったという説。
これはハウス食品が「ハウス ハッシュドビーフ」というハヤシライスを発売してから、ハヤシライスと呼ばれる様になったといわれています。

諸説3:早矢仕氏が考案した

丸善創業者の早矢仕有的(ハヤシ・ユウテキ)氏が考案したのがハヤシライスの由来とする説。
早矢仕氏は料理を趣味としており、友人に手料理を振舞う際にハヤシライスを考案したそうです。
また医者でもあった早矢仕氏が、栄養不足の患者の為に食べやすく作った料理であるとの説もありました。

この説を知り、私は丸善書店にあるカフェが、
ハヤシライスを看板メニューにしていた事を思い出しました。

まとめ

昔から食べているなじみ深い料理のハヤシライス。
しかしその由来は様々で、明確な事は分かっていないというのが驚きでした。

もしかしたら、当たり前にあるモノや習慣も、どこで生まれてどうやって今の形になったのかが解らないかもしれません。
色んな人や歴史が隠されていると考えると、目に映るモノ由来を調べてみるのも楽しいかもしれません。

そう考えると、いつもの道も楽しくなってきませんか。

ではでは☆



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?