
胸郭出口症候群
入口・出口・小林です。
簡易的な確認方法を幾つかご紹介します。
上記記事でも少し触れましたが、主に3種類存在します。
小胸筋症候群
斜角筋症候群
肋鎖症候群
です。
小胸筋が肋骨体へ押しつぶされる事で神経絞扼が起こるわけですが、多いのは第2肋骨付近と言われています。
第3-第5肋骨に付着しているのにもかかわらず、第2肋骨で起こりやすいという論文が多数存在する事は、小胸筋の組織自体はもっと上まで続いている事を意味します。
何が挟まれているのか。ですが
腕神経叢ですね。鎖骨下動・静脈なども。
尺骨神経・橈骨神経・筋皮神経・腋窩神経・正中神経などなど
痺れや冷えを伴います。
痺れが起きている場合はほぼ間違いなく、神経絞扼を疑います。
確認テスト
胸郭出口症候群の有無を確認するテストを幾つかご紹介します。
①シンプル・イズザ・ベスト押す
小胸筋の上を押すとか、肋骨と鎖骨間を押すとか。斜角筋を押すとか。
直接指圧した際の痺れの有無で確認します。
また脈拍の弱化も確認項目の一つになります。
②頚椎の回旋・伸展
を行った際に同側神経に痺れや脈拍の弱化の有無
③肩外転90°・肘屈曲90°
軽く胸を張り、上記姿勢を作ります。
この状態での痺れや徐脈の有無
ハイバースクワットに近い姿勢ですね。
たまに居ますよね。ハイバーSQ後に手先の痺れを訴える方。
④③+指の曲げ伸ばし
3分間行うみたいです。誰でも痺れそうですよね(笑)
この状態での痺れや徐脈の有無を見ます。
⑤肩関節伸展+内転
ナルト走りの様な姿勢です。
痺れや徐脈の有無
テストの趣旨は神経絞扼が起きやすい姿勢をあえて作り、痺れや徐脈の有無を確認します。