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小胸筋は消耗品じゃないぞ♡

題名と内容は関係ないです。言いたかっただけです。
早々に出足が悪いですね。フォロー・ミー。

榛名が生んだ韻マンこと小林です。

今回はやや難易度高めの内容です。

基礎的な小胸筋の解説は上記をチェック。


支配神経

胸筋神経によって支配されています。
大胸筋上部・中部繊維と近いです。

小胸筋の支配神経は拇趾まで繋がりを持つ事から、手首痛の際にリリースの対象となる筋肉の一つに数えられます。


筋膜連鎖

鎖骨胸筋筋膜を介して胸鎖乳突筋や頚椎部分と繋がっています。


肩甲骨下方回旋作用

肩甲骨前傾を伴いながら下方回旋方向へ作用します。

菱形筋による下方回旋作用は肩甲骨が胸郭体を滑り移動するイメージですが、小胸筋は体前面から付着する事から、前傾を伴います。


ちょっと脱線、猫背とは

一般的に胸椎後弯姿勢を思い浮かべる方が大半かと思いますが、胸椎が後弯している事自体は悪い事では無いです。自然です。

伸展したい時に十分な可動域が確保できていればの話ですが。


むしろ猫背や巻肩の構造的姿勢のエラーは肩甲骨のポジションに問題があるケースが多いです。外転位とか。


胸椎が後弯している事で胸郭体という物体自体は前傾します。前傾する事で前方へ素早い移動が可能になります。

腰椎は胸椎に対してカウンターを取りますので腰椎は前傾し、仙骨前傾→寛骨前傾でアスリートアライメントの完成です。


しかし上肢のポジションは別です。前にあればいいと言う訳ではありません。

ヒトの身体重心は第2-第3仙椎付近に位置し、上半身重心はTh7辺りに位置します。

腕が前に出る事で重心位置は後方へ移動し、バランスを取ろうとします。
腕にも重心は存在し、上肢と脊柱は別で考える必要が有りますから。


という事は逆の事が起こればいい訳ですね。
極端な話、上肢帯重心が後方に載れば上半身重心は前方へ移動します。


ボルトとか実際、滅茶苦茶猫背ですよ。猫背と言うか胸椎後弯が強いです。

猫背に見えない理由は肩甲骨がめっちゃ後ろに位置するからですね。


僕しかり殆どの方が肩甲骨が外転気味で、巻肩や猫背の様な姿勢をしていますよね。如何にして後ろに乗せていくががキーですね。

肩甲骨が後ろにあるという状態は、胸郭体にべっとり付着しておらず、肩甲胸郭関節の可動域が十分に確保できるアライメントを指します。


肩甲骨外転作用

前鋸筋と共に働きます。外転位にて安定性を確保、つまりスタビライザー筋としての役割を果たします。

一つの証拠として

乳がん摘出に伴い間接的に小胸筋が削られると、同側肩甲骨の安定性は著しく低下します。

ベンチプレスや腕立て伏せの際、肩甲骨が動作毎に動くことなく安定させる働きなども担っています。


結構、内容の濃い記事が書けました。


おわり



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