【ベネズエラ】世界最後の秘境ロストワールド✈︎で20億年前へタイムスリップした話
一度は行きたいあの場所
南米ベネズエラ🇻🇪ギアナ高地とエンジェルフォール
▼まずはギアナ高地について
シャーロックホームズを書いたコナン・ドイルがSF小説『失われた世界』The Lost World、を発表したのは1912年(明治45年!)明治天皇崩御の年
アメリカの冒険家ジミー・エンジェルが、ギアナ高地で世界最大落差の滝を偶然にも発見し、アウヤンテプイ(最大規模のテーブルマウンテン)にセスナ機で頭から突っ込み不時着したのが1937年。
Pixerの長編アニメ映画『カールじいさんの空飛ぶ家』で78歳のカールじいさんと8歳の少年ラッセルが伝説の滝パラダイスフォールへ旅へ出る壮大な物語を描いたのは2009年。
スティーブン・スピルバーグ監督の映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』や『猿の惑星』もコナンドイルの小説から着想を得ているらしい。
そして僕は、このギアナ高地とエンジェルフォールへ旅立つ事とした。
まとめると
1994年にユネスコの世界遺産として登録
6カ国・ベネズエラ、ブラジル、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ、コロンビアにまたがった大地
20億年前の先カンブリア時代に形成されたもの
6億年前に存在したゴンドワナ大陸がプレートテクトニクスで大陸分裂した時、その回転軸に当たったためほとんど移動していない
2億5千万年前の豪雨によって削り出された
落差世界最大の滝エンジェルフォールがある
「世界最後の秘境」人類未踏の地がまだある
▼ここでアメリカの冒険家の話をひとつ
旅好きな旅行人なら、必ず一度は思う事がある。
それは…
''冒険家になりたい'' !
その昔アメリカに、ジミー・エンジェルと言う破天荒でロマンあふれる冒険家がいた。人は彼をDare Devil Pilot(悪魔の飛行機乗り)と呼んでいた。
1933年。…ドイツではヒトラー率いるナチスが政権を握ったり、日本では満州事変の批判を受けて国際連盟から脱退したりと、第二次世界大戦へ大きく舵を切っている年だった。この男はというと、一攫千金を狙ってベネズエラの広大な20億年前の大地の上空を飛んでいた。
その時、ジミー・エンジェルは世界最大落差の滝を偶然にも発見した!そしてその後の探索で、アウヤンテプイに頭から突っ込み不時着してしまった。
セスナ機には、2番目の妻のマリー、地質学者とその助手が乗っていた。彼らはそこから11日間かけて命がけで険しい地形を歩いて降りなんとか近くの集落までたどり着いた。
エンジェルらの活動が報じられ、この地域への世界的な関心が高まった。そして彼の名前に因み、その滝はエンジェルフォールと名付けられた。
これぞ冒険家…憧れてしまう。
冒険家に憧れる僕も自然にアウヤンテプイ上空からこのエンジェルフォールを見てみたい、という夢を持つようになった。このジミーのおかげで。
▼ギアナ高地への具体的な計画と実行
ギアナ高地への計画と実行を記す。
ベネズエラに飛ぶ日本からの直行便はない。乗り換えが5回!それでもまだ簡単にここへは到達しない。この気の遠くなる遠さが冒険心を掻き立てる。それでもその昔の事を思えばまだ楽な方だろう。
【飛行ルート】
中部国際✈︎成田✈︎ダラス✈︎カラカス✈︎プエルト・オルダス✈︎カナイマ国立公園
【旅程】
1日目 中部国際-成田−ダラス−カラカス
2日目 カラカス−プエルトオルダス−カナイマ
ユリの滝
3回目 エンジェルフォール・サポの滝
ラトンシート島
4日目 エンジェルフォール遊覧飛行
カナイマ−プエルトオルダス−カラカス
5日目 カラカス−ダラス
6日目 ダラス−成田
7日目 成田着
旅は急がないのが僕のスタイル。
✈︎それでは写真を
"世界は1冊の本であり
旅をしない者は1ページしか読まない''
聖アウグスティヌス(ローマ帝国時代のカトリック教会の司教。神学者、哲学者、説教者。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?