「言語化力」読了/「言語化力の鍛え方」三浦崇宏×岸田奈美の配信を聞いて
はじめに
・書籍「言語化力」(三浦崇宏 著)
・NewsPicksの配信「言語化力の鍛え方」(三浦崇宏×岸田奈美 配信)
上記の書籍と配信から学んだことを忘れないようにここに書き記します。
以下3つに絞りまとめてみました。
・人生の中で大切にしたい言葉を持つこと
・言葉とは、仕事とは
・どのように言語化力を鍛えるのか
人生の中で大切にしたい言葉を持つこと
書籍の中で著者は、偉人の言葉を多く引用していました。
その中で冒頭で出てくる言葉、フランスの哲学者アランの言葉が心に響きました。
「悲観は気分、楽観は意思」
人生は辛く難しい課題が多く降りかかってくるけど、その度に悲観していては前には進めない。難しい問題に対して悲観することは簡単だが、そこで意思を持って楽観してみることで難しいことに対しても捉え方が変わり、状況が変わるかもしれない。
この言葉を聞き、物事は言葉により好転させることができると感じました。
言葉があることで逆境や辛い状況も乗り切っていけるようになる。
その為の力が「言語化力」だと僕は捉えました。
そんな自分自身も、これまでに言葉によって救われてきたことがあります。
就職をしたあと最初の配属先の希望を出すときに僕は東京を選びました。しかし、東京を選ぶことで親元から遠く離れてしまうことになるので気軽に実家に帰ることができなくなる。家族は全員実家の近くで働いている中、自分一人だけが勝手に遠くに行くことは認めてもらえるのだろうか、と当時は悩んでいました。
しばらく悩んだあと決断をし父親に話をした時、「自分で決めた道なら自分で責任持って生きていきなさい」という言葉をもらいました。
この言葉のおかげで決断することに対して勇気を持てるようになったし、これから先も決断と向き合うときにはこの言葉を思い出すのだろうと思う。本人からしたら何気ない言葉かもしれないが、僕の中では心に響いた言葉であり、ずっと大事にしているものである。
このように、とある人の何気ない言葉が誰かの心に残り、人生の中で大切にされるものになりうる。言葉とはそういった力を持っているものだと痛感した出来事です。
人生の中で指針となる言葉を持つこと
偉人の言葉でも、誰かからもらった言葉でも、自分の中で人生の指針になるような言葉を持っておくことが大変な人生を生きていくために大切なことだと実感しました。
言葉とは、仕事とは
■仕事とは
価値を生み出すこと
価値を伝えること
※本書引用
仕事は価値を生み出すこと、というのはわかりやすいが、価値を伝えることまで意識できていなかったなと感じました。
自分が大きな価値を生み出したとしても、誰にも価値が伝わらなければ何もしていないことと同じ。
前の職場で仕事を一生懸命取り組み、成果も出している先輩がいました。だけど上司からはあまり見えないところで力を出していたため、働きぶりに対しての正当な評価がされていないなと僕は感じていました。
上司に評価されるために仕事をする訳ではないが、自分が作った価値を上司、ひいては多くの人に伝えていくことまでがセットで仕事なのだろうと思う。
どのように言語化力を鍛えるのか
・正しい日本語を鬼のように書き続ける
・わかりやすく伝わる文章を書いてみる
・文才のある人の文章を真似してみる
※岸田奈美さんの配信から引用
まずは基本に則り、正しい言葉を使い練習を重ねること。そして少しずつ工夫を入れていき相手へ伝わりやすい文章を考えてみる。
ここまでは基本であって、その先は文才がある人の文章を真似してみることが大事だと言われていました。言葉はリズムとも言われていました。
その人独自のリズムがあるため、文才がある人が呼吸するように書くものを真似し続けることで自分の中にもリズムをつくることができるんだろうと考えました。
追記+まとめ
上記以外にも学びや実践していきたいことが沢山あったのでここに書いておきます。
・人は人を動かすことで生きている
→言葉の精度が高ければ相手の行動がより変わる
・日常の中で面白いと思ったセリフや言葉をすぐメモする。携帯のメモが使いやすそう
・文章力を上げるためには写経するのが良い
・本を読む際、感じたことや学んだことをメモや付箋づけしておく
・メモ行為そのものが脳に引っ掛かりをつくる行為
・課題意識を持つと、その事象に対してのアンテナが立つようになる。最初は苦労するが思考が変わってくるから自然とできるようになる。
・危機の時こそ成功のチャンス
・人生は全てコンテンツ(Life is Contents)
・仕事の報酬は仕事
・「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」※レイモンド・チャンドラー
・「コロンブスが幸福であったのは、彼がアメリカを発見した時ではなく、それを発見しつつあった時である。幸福とは絶え間泣き永遠の探究であって、断じて発見にあるのではない」※ドフトエフスキー
まとめ
言葉は人生を大きく変える力を持っている。
逆に考えると人生を変えるには言葉をうまく使いこなすことが必要だと感じた。
自分自身が大切にしたい言葉を沢山持っていきたい。
そして自分の言葉が誰かにとって大切にされるものになって欲しい。
そんな気づきのある本でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
何か得られるものがあると嬉しい限りです。
ではまた。
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