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「住み継ぐ」という新しい選択肢

鳥取県が始める「住み継ぎリレー」の制度、なかなか興味深い取り組みですね。高齢者の家に若い世代が一緒に住むことで、空き家になるのを防ぎつつ、若い人たちの住まいの負担も軽くなる。そんな仕組みです。

空き家の増加は全国的な問題ですが、特に高齢者の一人暮らしや夫婦だけの世帯が多いことが影響していると言われています。今は住めていても、将来的に維持が難しくなったとき、空き家になってしまうケースも少なくありません。そこに「じゃあ若い世代が一緒に住むのはどう?」という発想を持ち込んだのが、この制度の面白いところですね。

とはいえ、実際にどれくらい活用されるのかはまだ分かりません。世代が違う人同士が一緒に暮らすのは、考え方や生活スタイルの違いもあって簡単ではないかもしれませんし、家の立地や状態によっては住みたくても難しいこともあるでしょう。

それでも、「住み継ぐ」という考え方は、今後ますます大事になってくる気がします。空き家をどうするかは、一つの正解があるわけではなく、いろいろな方法を試してみることが大切。こうした取り組みがきっかけになって、他の地域でも新しい選択肢が生まれてくるといいですね。

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