近藤敏邦

僕は、不動産会社で働きながら、個人事業主として行政書士の登録もしています。 空き家・空き土地問題に関心があり、特に地方の空き家対策について興味があります。

近藤敏邦

僕は、不動産会社で働きながら、個人事業主として行政書士の登録もしています。 空き家・空き土地問題に関心があり、特に地方の空き家対策について興味があります。

最近の記事

中古マンション価格の高騰に驚きながら考えたこと

先日、2024年10月の三大都市圏中古マンション価格の発表を見て、その上昇ぶりに驚かされました。東京都心部では、70㎡換算で1億3,800万円(都心6区)という数字が出ており、ここまで来ると、一般の人にはなかなか手が届かない価格帯ですよね。23区全体でも8,309万円と上がり続けていて、「この勢い、どこまで行くんだろう?」と感じずにはいられません。 同じような動きは大阪にも見られ、大阪市中心6区では前年同月比20%の上昇率とのこと。これだけ上がるのは、利便性の高いエリアに需

    • 今日は、仕事が休みでしたが、4時間も昼寝してしまった💤 午前中にやるべきこと終わらせたからまぁいいか…

      • 空き家活用の新しい挑戦

        今回、南相馬市で始まった空き家活用の取り組みについての記事を読み、とても興味深く感じました。「ツクッテ」というサービスでは、空き家をただの負担ではなく、収益を生む資産に変える仕組みが整っています。賃料を点数化して公平に決めたり、入居者が自分好みに改修できる「DIY賃貸」を提案するなど、今までにない柔軟な発想が素晴らしいと思いました。 空き家を放置しておくと、維持費や固定資産税だけがかかってしまい、所有者にとっても頭の痛い問題です。でも、こうした仕組みがあれば、少ない手間で空

        • 賃貸不動産経営管理士資格

          宅建と同様に、人気資格になって来ましたね…

          ドラマ『地面師たち』が教えてくれた不動産業界の課題

          Netflixのドラマ「地面師たち」を観た不動産業界人の多くは、改めて業界の課題を考えさせられたのではないでしょうか。ドラマでは、地面師たちが偽造書類や緻密な準備で巧みに詐欺を行う様子が描かれていて、そのリアルさに驚かされました。売り主の本人確認の甘さや登記の仕組みの隙を突いた手口は、現実でも十分に起こり得るもので、不動産取引の危うさを改めて感じました。 特に、売り主の本人確認の場面では、免許証や印鑑証明書の確認が形式的に行われているだけで、詐欺を防ぐ仕組みとしては弱いと感

          ドラマ『地面師たち』が教えてくれた不動産業界の課題

          古民家再生が地域に生む新たな可能性

          JR四国が高松市に開設した「Setolive by 4S STAY」に関するニュースを読ませて頂いて、地域資源の再生が生む新たな可能性に魅力を感じました。築54年の古民家をただの宿泊施設としてではなく、地域の歴史や物語を感じられる空間に仕上げた点に心を惹かれます。柱や障子といった伝統的な素材を活かしながらも、国鉄時代の備品を装飾に取り入れるなど、ノスタルジーとモダンなデザインが見事に調和しています。 さらに、無人チェックインの導入やカフェの併設など、現代のニーズに応える機能

          古民家再生が地域に生む新たな可能性

          就職活動の変化に驚いた51歳の独り言

          ニュースで「2025年3月卒業予定の大学生の就職内定率が10月1日時点で72.9%」というのを見て、ふと自分の就職活動時代を思い出しました。僕は現在51歳ですので、就職活動をしていたのは約30年前。当時の状況と比べると、現代の就職事情の変化に驚かされます。 僕が就職活動をしていた頃は、いわゆる「氷河期」の始まりと言われていた時期。内定を1社でももらうことが大変で、少しでも多くの面接に挑むのが当たり前でした。それこそ、自分が本当に働きたい業界や会社を選ぶ余裕などなく、求人を出

          就職活動の変化に驚いた51歳の独り言

          「住教育で広がる、子どもたちのまちづくりへの想い」

          不動産業界で働く立場から、今回の「住教育」活動にとても意義を感じました。鹿児島県の坊津学園で行われたこの取り組みは、空き家問題を解決するためだけでなく、子どもたちに「住まい」や「地域」への意識を高めてもらうという意味で大きな価値があると思います。 空き家の増加は、今やどの地域でも直面している問題です。不動産業界としても、地域の活性化や持続可能なまちづくりを実現するためにこの課題と向き合う必要があります。子どもたちが実際に地域を歩き、空き家について考えるという体験は、自分たち

          「住教育で広がる、子どもたちのまちづくりへの想い」

          徳島の未来を見据えた住まいづくりに向けて

          先日、2050年に向けた日本の世帯構造の将来予測が発表され、徳島県でも高齢化と一人暮らしの世帯が増える見通しだと知りました。65歳以上の一人暮らし世帯が全体の約4分の1になるという予測を見て、これからの住まいに求められるものが大きく変わっていくなと感じています。 特に高齢の方が安心して暮らせるよう、見守り機能や生活サポートが充実した住まいが必要になると思います。また、一人暮らしの方が増える中で、よりコンパクトで使いやすい住まいや、生活に便利な設備を備えた物件へのニーズも増え

          徳島の未来を見据えた住まいづくりに向けて

          マンション購入者が『住み替え前提』で考える理由とは?

          最近の調査結果を見て、マンション購入者の多くが住み替えを前提にしていることが改めてわかり、とても興味深く感じました。マンションは、アクセスの良さや共用設備、セキュリティ面で魅力があり、若い世代や働き盛りの方々に人気です。しかし、その一方でライフステージの変化や住まいに求めるものの変化に応じて、将来的に別の物件に移り住むことを視野に入れている方が多いようです。 その背景にはいくつかの理由があると思います。まず、ライフスタイルが変わるにつれて住環境のニーズも変わるからです。たと

          マンション購入者が『住み替え前提』で考える理由とは?

          安心して暮らせる住まいを。高齢者向け賃貸支援サービスの広がり

          最近、高齢者向けの賃貸支援サービスが増え、部屋探しが少しずつ楽になってきているように感じます。たとえば、エイブルの「エイブルシニアパック」では、見守りや緊急対応のサポートがまとまっており、安心して暮らせる工夫がたくさんされています。このようなサービスがあると、家族も安心ですし、高齢者の方も自分らしい生活ができるのではないでしょうか。 これまでは、孤独死のリスクや保証人の問題で選べる物件が限られることも多く、部屋探しが大変だったと思います。でも、こうしたサポートが広がることで

          安心して暮らせる住まいを。高齢者向け賃貸支援サービスの広がり

          マイナ保険証時代に備えた不動産詐欺対策、資産を守るための基本ポイント

          マイナ保険証への切り替えに伴い、マイナンバーカードを狙った詐欺が増加していると聞き、不動産に関わるリスクについても改めて注意が必要だと感じました。不動産の分野では、万が一マイナンバーカードの番号や暗証番号が流出すると、他人に勝手に住民票や印鑑証明を取得され、不動産の売買や所有権移転に悪用される危険性があるとのこと。日頃から、以下の点を意識しておくと安心です。 まず、マイナンバーカード自体の保管は、日常的な防犯の基本ですね。カードはなるべく持ち歩かず、暗証番号を他人に伝えない

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          空き家問題の新しい味方、クラッソーネの診断&シミュレーターがもたらす効果とは?

          空き家問題は地域で深刻な課題になってきていますが、そんな中、クラッソーネの新しいサービス「空き家の迷惑度診断」と「固定資産税シミュレーター」が大変興味深い取り組みとして登場しました。これらのツールは、空き家を持つ方が状況を確認し、今後どうするか考える手助けをしてくれるものです。 「空き家の迷惑度診断」は、空き家が周囲にどのくらい迷惑をかけるリスクがあるかを簡単な質問に答えるだけで診断できる仕組みです。この診断によって、空き家を放置しておくリスクがわかりやすく把握できるので、

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          マイホーム購入時に考えたい、ローン返済リスクと備えのポイント

          この記事を読み、不動産の専門家として、マイホームのローンについてあらためて感じるところがありました。マイホームは多くの人にとって夢の実現ですが、そのローン返済には、将来的な収入の変化や予期せぬ出費も考慮する必要があります。特に、共働き収入を前提にローンを組んでいる場合、子育てや家族の変化で収入が減少する可能性もあるため、将来の見通しを持つことが大切です。 ローンを組む際には、すべての資金を頭金にせず、ある程度の現金を手元に残しておくことをお勧めします。収入が減ったときでも手

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          広がる所得格差と暮らしを支えるためのサポートの必要性

          この記事を読んで、所得に関する日本の現状が改めて浮き彫りになったと感じました。1世帯あたりの平均所得が524万円であっても、中央値は405万円。つまり、多くの家庭が平均よりも低い所得で暮らしている現実が見えてきます。このギャップには驚きつつも、所得の分布や階級の傾向が、日本の社会構造に影響を与えていることを再認識しました。 特に、子育て世帯や高齢者世帯が「生活が苦しい」と感じている割合の多さには心が痛みます。子育て世帯では教育費や育児費用が家計の重荷となり、高齢者世帯では年

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          人手不足に光?広がる遠隔管理の可能性

          このニュース記事を見て、賃貸管理の現場が、広域Wi-Fiとカメラを活用した遠隔管理によって、大きな効率化が出来る感じました。人手不足が続く中、こうした新しい技術が導入されることで、これまでよりもスムーズにトラブル対応ができるようになるのではないかと期待が高まります。 例えば、不法駐車やゴミ置き場の散乱、設備の不具合といった問題は、現地へ足を運んで対応するケースが多いものです。ですが、このような遠隔監視システムがあれば、現場の状況をカメラを通してすぐに確認できるので、無駄な出

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