Photo by
takoyakiyuchan
「隠れ空き家」と実態調査の重要性
長野県安曇野市が、新年度に空き家の実態調査を行うというニュースを見て、他の自治体でも同じような状況があるのではないかと気になりました。市が把握している空き家の数と、国の統計で推計されている数に大きな差があり、「隠れ空き家」が多く存在していることが分かります。この問題は、他の地域でも決して他人事ではないはずです。
空き家の調査方法として、水道の使用状況をもとに現地調査を行うというのは、とても理にかなったやり方だと思いました。外から見るとまだきれいな家でも、実際には住んでいないというケースは意外と多いのかもしれません。こうした空き家が増えると、防犯や防災の面でリスクが高まりますし、地域全体の活気にも影響を与えます。
また、移住希望者が戸建ての空き家に興味を持っているものの、空き家バンクに登録されている物件の多くが売却希望で、賃貸向けの物件が少ないという点も気になりました。これは他の自治体でも同じような状況かもしれません。今後、高齢化が進み「空き家予備群」が増えていく中で、所有者が早めに家の活用方法を考えられるよう、自治体がサポートしていくことが大切になりそうです。
空き家対策は地域ごとに事情が違いますが、まずは実態をしっかり把握することが第一歩。安曇野市の取り組みが、他の自治体にも広がっていくことを期待したいですね。