
Photo by
masaru12
住宅価格の高騰で変わる家計管理と住宅購入の価値観
最近発表された「生活価値観・住まいに関する意識調査」に関するニュース記事を読んで、住宅を取り巻く環境が変わる中で、人々の考え方にも変化が出てきていると感じました。
特に、20代の夫婦・パートナーの家計管理に関する意識が印象的でした。7割近くが「生活費はふたりで負担」と考えており、共同口座を使う割合も高いとのこと。共働きが当たり前になり、家計を協力して管理する意識が強まっているのかもしれません。ペアローンを利用したい人の割合も20代が一番高く、住宅価格の高騰を受けて、夫婦で支え合って家を買おうとする傾向が見えてきます。
また、物価が上がる中でも住宅を買いたいと考える人が増えているのも意外でした。特に20代の購入意向が前年より増えていて、「今のうちに買っておきたい」という気持ちが強くなっているのかもしれません。ただ、住宅購入の不安として「住宅ローンを返せるかどうか」が6年連続で1位になっているのは、やはり長期のローンを組むことへの不安は簡単にはなくならないということなのでしょう。
時代とともに住まいに対する考え方は変わってきていますが、家を買うときの一番の悩みは変わらないようです。これから住宅ローンの仕組みや購入の選択肢がどう変わっていくのか、引き続き注目したいですね。