北海道のマンション高騰と徳島の違い
北海道で中古マンションの価格が大幅に上がっているというニュースを見て驚きました。価格指数が約14年で3倍とは、地方都市でもこんなに値上がりするのかと興味を持ちました。ただ、徳島県で同じような現象が起きるかといえば、正直考えにくいと思います。
一番の違いは人口規模や不動産需要です。札幌市のような大都市がある北海道と比べると、徳島は人口が少なく、新しいマンションへの需要もそこまで高くありません。また、北海道では新築マンションの価格が高すぎて手が届かないという背景があるようですが、徳島では新築マンションの価格が比較的抑えられているので、中古への需要が急激に増える可能性は低いでしょう。
さらに、ニュースではセカンドハウス需要も価格を押し上げているとのことでしたが、徳島では富裕層向けのマンション需要はほとんどなく、価格が跳ね上がるような市場環境は整っていません。むしろ、徳島では移住希望者や地元の方が手ごろな中古物件を探しているケースが多く、価格もそれに見合った範囲に収まっている印象です。
ただ、北海道の話は他人事とは思えません。不動産市場は地域によって違いがあるとはいえ、どこかで何かがきっかけとなって状況が変わることもあります。徳島では、地元らしい落ち着いた市場環境を維持しつつ、時代の流れに合わせた提案をしていくことが大切だと感じました。