多様化する価値観に沿う
※この記事は2019年3月、私が介護職員初任者研修を受けているときに書いて、下書きに保存されたままになっていたものです。
偶然見つけたのでこの機会にアップします。
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介護の授業を受ける中で
「あなたの好きな人は誰ですか」
「あなたが愛着を持っているもの(どうしても手放せないもの)は何ですか」
「あなたが大事にしている地域活動は何ですか」
などの質問に答えるワークをした。
人それぞれ違いがあるよ、これらを聞いて相手を知っていこうね、という認識を持つためのワークなのだと思うが
自分のような30代、さらにはそれ以下の世代が高齢者になったときのことを想像した。
「好きな人は誰?」
おそらく平均年齢50代前後の受講生たち。多くは家族、両親と答えていた。
しかし、家族が好きになれない人もいるだろう。
特に自分と同じ20〜30代には、いわゆる「毒親」と呼ばれるような親類を持つ人の声をよく聞く気がする。
「愛着を持っているものは?」
これは私自身、全く思い浮かばない。
手放せないものがない。出来るだけ身軽でいたいし、今必要なものしか身の周りに置きたくない。
(あ、強いて言うならスマホか…スマホは手放せない)
「大切にしている地域活動は?」
地域という概念が崩壊寸前の日本で、この質問に答えられる人は少ないのかもしれない。
私自身も、近くの「合わない人」より
スマホの向こうの「合う人」「合いそうな人」を拠り所にしてる部分が大きい。いろんな面で。
介護される側の世代が変わるにつれ、価値観も多様化する。
だから介護する側も、常に変化への対応が必要なんだろう。
多様化する価値観を全て受け入れる必要はない。
だけど、価値観を否定せず沿うことはしていきたいし、してもらいたい。
そんなことを思った。
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