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写真に必要な道具の話〜スキー編〜

僕は学生時代から写真と並行してスキーに熱中していました。まだまだ初心者の頃に通ったのが、小樽天狗山の名物「地獄の特訓」。名前からしてやばそうですが、6日間ずっとレッスンというかなりハードコアな内容でしたね。北海道との繋がりはその頃から深かったということでしょう。今思えば、小樽は第2の故郷のような気持ちでした。

その後、さらに本格的にスキーにのめり込み通うようになったのが、長野県戸隠スキー場。そこで出会ったスキー仲間たちとスキークラブを結成し、大阪府スキー連盟にも所属。年間滑走日数が60日を超える年も珍しくないほどにスキー漬けの日々を送っていました。もちろん大会にも出場。いわゆる技術選っていうやつですね。もちろん大阪府の地方予選にでているレベルではありましたが、とある国産メーカーのチームウェアまで着れるようになり、本当に楽しかったのを覚えています。

戸隠には師匠と呼べる方々がたくさん居て、いつかまたあのゲレンデで滑りたいなという夢を持っています。というのも、戸隠スキー場での様々な経験が北海道へ移住するという気持ちを後押ししてくれたからなのです。あの山での経験がなければ自然というものに向き合う気持ちはここまで育っていなかったと思うほどです。

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というわけでスキーは今でも所有しています。ここに写っているのは家族や知人の板も含まれるので全て履いているわけではありませんが、今回新しく導入したのが一番右の長くて太い板。いわゆるバックカントリー用の板というやつです。

BCの聖地となりつつある山域を見渡す場所に住んでいてBCをしないのはもったいない。きっと写真にも変化が現れるはずだと考え、思い切ってやってみることにしたのです。

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とはいえ、リフトに乗って山頂から滑るというわけではありません。自力でハイクアップするのです。リフトなら10分くらいでいけちゃうところを2時間以上かけて歩いていく。興味のない方には正気の沙汰ではないかもしれませんが、このゆっくりとした時間がとても大切なのですね。とはいえ、相当体力が必要なのも事実ですし、滑る技術がなければ命の危険もありますので皆さんにオススメできないのは残念です。

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こうしてひたすら斜面を歩いて登ります。寒い日でも汗だくになります。でも、苦労の先にはいい結果が待っている、、、こともあります。

全ての写真好きの方にスキーが必要かと言われるとそうではないかもしれませんが、今の僕にとってはどうしても必要な道具なのです。

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中西敏貴
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