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ボルドーのネゴシアンワインに学ぶビジネスとして世界に通用するワインの定義
ここ数ヶ月前から本当に毎晩ワインを飲むようになった。1人で仕事をしながら飲んだりまぁそれが習慣化してきた。そのきっかけはなんといってもワイン事業を始めたことであると思う。
中でも最近はボルドーワインにハマっている。ボルドーといえばすぐに色の濃い赤ワインや立派なシャトーの建造物を思い浮かべると思うが、
ボルドー(Bordeaux)という言葉は「水のほとり」を意味する。ゆったりと大河が流れ大西洋に注ぎ込むフランス南西部の港町の名称である。
この地のワインに興味を持てる理由がある。それはこの地では5大シャトー(葡萄栽培から醸造瓶詰めまで一貫して行われる)が有名ではあるが、多くはネゴシアンと呼ばれる他社の畑で取れた質の良い葡萄を見極めてブレンドして作り出すビジネスモデルが主流なのだ。
要は生産から販売まで一貫して行わずビジネスという観点からワインが作られているのだ。あのワインの巨匠オーパスワンもネゴシアンワインである。オーパスワンなんかは本当にワインの知識がない人でも知っているほどビジネスとして世界的に通用しているワインである。
こういうワインが僕はとても興味深い。正直ワインのソムリエやなんか良くわからない資格を取ったりすると、ビジネスを度外視されながら話が進んでいくため面白くない。ワインなんかは最低限の知識さえあれば良いのである。
そもそもネゴシアンとは、フランス語で卸売業の意味でワインの流通に携わる業者のことを一般的にネゴシアンと言う。小規模な生産者が多いボルドー地方では、1つのブドウ畑を複数の生産者が所有するのが一般的なので、ネゴシアンは、自社でブドウの栽培はおこなわず、農家から仕入れたブドウやブドウ果汁で醸造を行い、自社のラベルをつけて出荷までをおこなう生産者をさす。
僕が手掛ける『SAMURAI SAUVIGNON』もこのネゴシアンである。優秀な生産者を1から見極め、そこに自分たちがブランディングを行なっていく。ネゴシアンのワインは様々な農家や小規模生産者から仕入れたブドウやワインをブレンドするため常に安定した、一定以上のレベルを保つことができる。ただ、一般的にシャトーやドメーヌ(葡萄生産者のワイン)よりも常に一定レベルの安定したワインを造るため、「個性に乏しい」といわれることがあるが、
私たちSAMURAI SAUVIGNON の第一弾『COLORLESS RED WINE』は個性の壁をぶち壊している。そもそも世界でまだ知られていない無色透明の赤ワイン、世界初のワインを3月下旬から発売する。
ネゴシアンとしてはいっけんすると安定した生産が難しく採算度外視のビジネスモデルに聞こえるが、全ての手の内は明かさない。しっかりと戦略がある。個性を出しつつオーパスワンのようにビジネスとして通用するネゴシアンワインを提供していく。
今後Instagramなどで随時情報を流していくので
宜しくお願いします。
https://www.instagram.com/samuraisauvignon/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D
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![倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98075386/profile_b39f56816f4dfe29a1cffa879dea203e.png?width=600&crop=1:1,smart)