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新しいことに手を出すきっかけ作り

ひと月前、従兄弟から国家試験である小型船舶免許1級を一緒に取得しないか。と誘いが入った。そして、今週から5日間に渡り芝浦にて講習と実技演習を行っている。

従兄弟はダイビングが趣味で毎週伊豆大島などの方に潜りに行くほどの海好きである。そんな彼が船舶免許を取りたがるのはわかる。

しかし、僕に関しては特別海が好きというわけではない。なんなら海の近くのレストランやバーなどの港の雰囲気は好きではあるが、釣りもした事がなければ、日焼けを気にするため海水浴などにもあまり興味がない。

ただこんな誘いが入るのも若いうちだけである。30歳、40歳になって一緒に船舶免許を取ろう!なんて誘いは滅多に無いでしょう。いや無いに等しいでしょう。

そう。
大人になって完全に新しいことに手を出すきっかけはないに等しい。

どんな免許を取るのにも安くはないお金がかかる。一方で逆を考えればお金を払うことで“新しいことに手を出すきっかけ”が作れる。

一歩を踏み出してリスクを取ったものにだけ果実は食べられるのである。

僕はこれと言った趣味がほとんどない。強いて言うならコロナ禍でハマったNetflixくらいでしょう。それ以外はほぼ毎日仕事をしている。ただ仕事が趣味だとかは言いたくない。

だからこそ、この船舶免許取得は何か趣味を見つけるきっかけにもなりそうだ。また、船舶免許を取ることでビジネスにも幅を持たせることができ、応用が効く。

例えば、船舶免許1級を取れば港から100海里までの海まで1人で行けてしまう。100海里を超える区域を航行する場合は六級海技士(機関)以上の資格を持った人の乗船が必要になる。言ってしまえばその人を乗せれば世界中どこでも船で旅に出れてしまう。

ナイトクルージングやクルージングパーティーなどビジネスチャンスがいくつも出てくる。
海運業や漁業にも手を伸ばしてみるのも面白いかもしれない。

さらには、港ビジネスに非常に興味を持っている。僕は3年前の夏オーストラリアシドニーに滞在していた。そこで見たシドニーの港(シドニーハーバー)は周辺にオシャレなレストランやバーが広がり夜は綺麗な照明が照らし、雰囲気の良いハーバーテラスとなっている。

また、オーストラリアは港を取り巻くビジネスの仕方がすごく上手いように思う。日本の代表的な港町、横浜でもこんなにも近くにこれだけの数の船が停泊している場所は見た事がない。

船を停泊させ、その桟橋にレストランやバーを設けている。“何故、日本には無いのであろうか?”島国の日本においてできないというかチャンスにならないはずがない。

誰も手を出さない(挑戦しない)ところにチャンスがある。

僕は常にこういうマインドで生きている。
今回、船舶免許取得を誘ってくれた従兄弟には感謝している。今後横浜、日本の港がより栄えるきっかけにもなったかもしれない。

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倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)
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