飲食店のファーストクラスやスイートルームの様な位置づけを考えてみた
京都四条烏丸通り沿いの地下にオープン予定である普段出回らないプレミアム日本ワインと日本食材で世界各国の料理が楽しめる
“MATT RESTAURANT2.0 ”
工事の予定がかなりズレ当初のオープン予定より3ヶ月ほどビハインドしてやっと工事完工日と正式なオープン日が決まった。しかし、この3ヶ月の期間があったからこそさまざまなイベントの計画や飲食業界での新しい取り組み戦略を練ることができた。その一つが顧客ロイヤリティ戦略である。
これはとてもシンプルな模倣を用いている。例えば、航空会社のビジネスクラス、ファーストクラス。席がフルフラットで広くなり、食事は機内の軽量化トレンドにも関わらず陶器製のお皿にガラス製のグラス。ワインやその他のドリンクのフリーフローからラウンジ利用。最も安価で企業からすると一番非経済的で痛いエコノミークラスとの差別化を必死に行なっている。
それは少しの差かもしれない。別にラウンジが使えなくてもワインなんてどこでも買える上、ラウンジに置いているワインなんて大したものはない。まあ機内食もビジネスファーストクラスだからと言って地上で食べられるご飯に比べると大した味ではない。だが、顧客は最低レベルのエコノミーとの差それに価値を感じるのだ。
要はこの差をどれだけ目立たせるかにある。日本の飲食店の顧客ロイヤリティ戦略は精々個室や会員カードなどで残念ながら多少のお得感差別感は感じるが今ひとつである。中東各国のVIP対応と比べると天と地の差である。そこで、我々は席自体に区切りを持たせることにした。
VIP専用のシェフズテーブルである。VIPと聞くとお店に何回も通った人限定のようにきこえるが、誰もが追加料金10,000円を払えば予約できるように敢えてしている。他の席との差別化は以下である。
・予約時に好みの食材などを伝えるとシェフがその食材で1品無料プレゼント
・グラスワイン1人1杯無料
・シェフの目の前の1組限定シート
・和牛1頭に数本しか取れないA5和牛トマホークのステーキなどシェフズテーブル限定メニュー、ワインのアクセス
これら特典が席料10,000円で得られるのはかなりお得だと思う。ぜひ他ではできないMATTでしかできない体験をしてほしいと思う。予約は以下からお待ちしております。↓