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高級食パン店が次々と閉店していく本当の理由

みなさん、こんにちは
本日から日々生活する中で感じた事、考えた事を簡単に綴る短編ブログも始めます。
今回は第1弾です。『高級食パン店が次々と閉店していく本当の理由』というタイトルで、2013年前後〜徐々に広がった“高級食パンブーム”についてみていきましょう。

1.母親の行動からみるブームの生死

みなさんは“高級食パン”と聞くと
どこを思い浮かべますか??

乃が美
銀座に志かわ
俺のBakery

などなど、数多くの高級食パンが思い浮かぶと思います。まさしく、これは一世を風靡した
高級食パンブーム”があったからでしょう。

しかし、2022年の今、高級食パンのブームが去ったと、今年に入ってよく報道されています。SNSには、高級食パンの店が潰れていたという“閉店情報”の書き込みも目立ってきました。

実際、街を歩いていても次々と高級食パン店が閉店していたり、以前にできていた行列がなくなっていたり、飛ぶように売れていた商品が夜の帰宅時にまだ残っていたりと、1店当たりの売れ行きも鈍っていて、飽和点に近づいているのではないかと感じます。

では、何故そんなブームが今終わりを告げようとしているのだろうか。

僕の出身は滋賀県甲賀市である。
この町は古くから忍者の町として栄えた田舎町であり、そこで50年弱暮らしているのが
僕の母親である。

しかし、母親はずっと田舎町に暮らしているのにも関わらず昔から流行に敏感であり、洞察力、情報収集能力に長けている。
所謂『時代の最先端を常に歩む女性』である。

そんな彼女も“乃が美”のファンであった。
今から7〜8年前、当時僕が実家暮らしで高校生だった頃、家に帰ると

乃が美のパン買ってきたで〜』

そんな言葉をよく耳にした事だ。
当時の僕は“乃が美”って何?
というような感じで話を流していました。

要するに、今から7〜8年前からもう既に
乃が美” 誕生とともに母親はいち早くそのブーム到来を予感していたのです。

では、何故僕の母親は田舎町に暮らしているのにも関わらず、ブーム到来を予感できたのだろうか。

そこには以下の母親の特徴的な価値観があると考えます。

希少なものを好む
高価な物をお得に買う(関西のおばちゃんタイプ)
食べ物にはかなりのお金を使う

おそらく、これは僕の母親だけではなく
こういった価値観をもつ40〜50代の女性は多いのではないでしょうか。

要するに、“乃が美”を皮切りに“”高級食パンブーム”が到来したのは、ターゲット層である母親世代の女性の

高価で希少価値の高い食べ物をお得に買いたい

こういった消費心理に刺さったのではないかと考えます。

その理論で言うと、序盤でも触れましたが、高級食パンブームにより、2022年現在はもう数えきれないほどの高級食パンブランドが誕生しました。

そうなると消費者も
「どの高級食パンを買ったら良いのか」
「高級食パンって色々あるじゃん」
といったような心理に陥り、

希少性がなくなると同時に
高級感もなくなり、お得感もなくなる

これが“高級食パンブーム崩壊”の大きな要因では無いでしょうか。

現に母親も以前に比べ
『乃が美、乃が美』と言わなくなってきた。

このように、ターゲット層である母親世代の女性の行動を見ていると、ブームの崩壊が目に見えてわかります。

2.次に来るのは“餃子ブーム”?

パリパリに焼き上げた皮の食感とたっぷりの肉汁で日本人を虜にし続ける“餃子”。

大人も子供も男性も女性も大好きな餃子は、もはや国民食とも言える代物。

exciteニュースにておこなわれた「日本人の好きな食べ物ランキング」という調査(2018年)でも餃子はランキングのトップ10以内に入っており、日本における“餃子ブーム”が一時的なものではないことがよくわかります。

また、餃子といえば王将、近年は
王将フードサービスが2019年から東京初となるJR有楽町駅国際フォーラム口に女性をメインターゲットとした新コンセプト店舗「GYOZA OHSHO」をオープンしたりと、

女性をターゲットにした🍷と一緒に楽しめる餃子店が増えてきているように思います。

以下の記事には個人的に注目している
“🍷×🥟”のお店がキュレートされているので
ぜひチェックをしてみてください。




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倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)
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