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Penfoldsの提供価格でわかるその国の関税
バンコクのとあるバー。この地でもPenfoldsを嗜んだ。オーストラリアのワイン銘醸地としても知られるアデレードの中心に位置するPenfoldsは
南オーストラリア州の歴史的文化遺産としても知られる。消費者の嗜好変化に反映してスティルワインにファーカスしたワイン造り。当時のチーフ・ワインメーカー、マックス・シューバート氏らを中心に「グランジ」を生み出し、Penfoldsの名が世界に知れ渡ることになった。
今や世界中で見ることができるこのワイン。実は国によってかなりの価格差がある。そこには大きな関税の差がある。ご存知の通りタイは物価が安く、近頃特にここ数年は急速な経済発展に伴い物価も少しずつ上昇しているらしいのだがそれでも日本の1/2程度である。しかしワインや日本酒の値段はものすごく高い。物価関係なしに日本より普通に高い。
そう、タイは酒にかかる関税がものすごく高いのだ。そもそも高価なものに目がいかない現地の人たちにとってはワインなんて割高なものでしかないため、あまり飲まないと言う。昨晩バーの店員さんと話していると、昨日のお店の近くはどうやらJapanese townらしく多くの日本人が住んでいる。そのため、ここでワインを飲むのは日本人くらいだよ、と言っていた。
まぁPenfoldsは面白い。オーストラリアでは本当に安く買えて庶民の常酒なのに対して、他の国では祝い酒のように扱われることもある。こんなにも価格差が生じる酒は滅多にないだろう。
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