
日本のマイノリティが世界のマジョリティ
クリスマス前から年末にかけてタイのバンコクに滞在していた。2024年は総フライト96回、移動の多い年になった。私は普段日本では特別なイベントがない限り夜も基本的に外には出ないタイプなのだが、海外では毎日何らかの予定が入っている。まぁ考えてみると海外では目新しい、好奇心が満たされるような事が日本よりも多い為、自らその機会を探っているのかもしれない。
そして、その経験をあらゆるビジネスに活かしていく。ここ数年アジアで仕事をしているが、どれも現地で知り合った人間の紹介から始まったものばかりだ。そうやって仕事を作っていく。が、それは日本ではマイノリティだと言うこともわかってきた。多くの日本人は在学中に必死に就職活動をし、長く勤められるJTCを目指し必死にアピールをする。そしていざそのJTCに入社すると「給与に見合った労働時間では無い」と文句を垂れる。すぐ辞めろよ、って感じなのだがなかなか辞めないのも日本のマジョリティだ。
2024年は、京都で自身初めてのレストランも始めた。トムフォードのアンバサダーを務めるドイツのモデル、Giesingerさんをはじめ海外から多くのセレブリティと呼ばれる人たちが来てくれたからなのか、世界中から起業家もよく来た。しかし、考えてみると起業家はアメリカや韓国に行くと結構いたりする。話していると、私のように海外を周りそこで仕事を見つけたりする人も結構いる。
普通にひとり法人を日本にたて、日本のプロダクトを韓国、中国、シンガポール等にエクスポートしているお客さんも何人かいた。日本人がやるべき仕事なんだけど、、日本では誰もやらないので割と多くの外国人がこういうことをやっている。旅をしながらひと稼ぎができるので一石二鳥である。
あとは、サービスフィの価値観。海外ではサービスフィを強制的にのせる店とチップ制度をとる店の大体2パターンだが、よく海外のお客さんや知人が私に、「日本の店でサービス料とは何だ?」と言ってくることがある。どういうことかというと、日本の飲食店はファインダイニングでさえ「サービス=料理を運ぶ」みたいなイメージがあり、運んで料理の説明をすればそれがサービスだと思っている店が大半なのだ。要は、日本ではチップ制度がないので10%程度のサービス料を自然ととられるのだが、世界のマジョリティが感じる良いサービスはできていないのだ。何がおもてなしだ!と普通に言われているのでそろそろ日本人は気づいた方がいい。
というように、スモールビジネスをしていたり日本で飲食事業を始めてみると様々な気づきが得られた。ここ数年、大して稼げない趣味のようなスモールビジネスをたくさんやってきた。2025年は、そろそろ本格的に会社を大きく成長させられるような事業を実行に移し、少しでも国に貢献できればなと考えているので、頑張ります!
いいなと思ったら応援しよう!
