「ダイナミックプライシング」の新たなメリット知ってますか？

プロスポーツビジネスを発展させるには、

ダイナミックプライシングは必須

がっちりマンデーを観て、テレビメモ術研修を受講すると、経営セオリーもマスターできます。

恋人や家族に喜んでもらうために奮発して高価な席を予約したのに、
当日行ってみたら、前列でも端っこで、憤慨することありませんか。
私は何度かありました。
横一列やエリアごとの料金が同一というのは、納得できませんね。
販売の手間がかかるから同一金額に昔はせざるを得なかったかも知れませんが、価値で価格が変動する「ダイナミックプライシング」大賛成です。

本日も、昨日同様2000/7/19の番組を速攻で分析しました。

がっちりマンデー　7月19日 放送
儲かる「ねだん」ビジネス」を特集！！
「ねだん」をうまく利用する会社を大公開！
https://gacchiri.tv/n/n5e880c50fa43
「ダイナミックプラス」社、平田英人社長＠東京都千代田区

＜新たな取組のポイント／工夫＞
１）ダイナミックプライシングの代行ビジネスを開始
・顧客に代行して、サービスの値段を儲かるように上下するビジネス
・横浜Ｆ・マリノスのホームスタジオ「日産スタジアム」約７２０００席
　１５種類の席を種類ごとに決まった定価ではなく、試合の日まで「ねだん」を需要に合わせ上下

２）今後は各席ごとに、需要に連動するダイナミックプライシングを提供
・過去の販売データから、「早く売れる席」が判明
・「早く売れる席」は「価値が高い席」に設定
・急に話題になった試合も、価格を上昇させる

＜ダイナミックプラス社のビジネスモデル＞
・販売したチケットの数％の手数料
　１０億円売れたとすると６０００万円の手数料収入

＜ダイナミックプライシング実施時の経営効果＞
１）売上拡大
・Ｊリーグが１０クラブ、プロ野球球団が４チームは、
　１年前に比べて６倍、ウン億円も増加！！

２）【転売抑止効果があった】★予想外★
・オリンピックチケットでも大問題になった、スポーツビジネスの課題が、転売問題です。
・本当に試合を観たいファンがお金を払い、クラブがちゃんと収益を得られる

＜岩井コメント＞
【プロスポーツビジネスを発展させるには、ダイナミックプライシングは必須】
★テレビメモ術note＃６９　
https://note.com/toshihito_iwai/n/n6f581feda209
で記載しましたが、セパの野球とサッカーＪリーグ１部以外のプロスポーツクラブは、ほとんどがギリギリの経営をしているのが現状です。
プロスポーツビジネスは先行投資や多額な経費が掛かるビジネスです。
選手の練習場などの設備費、全国への移動費、補欠選手や関係者などの人件費・・・

★市場価値に比べ安い金額では、転売業者や転売目当ての個人が買い占めて、高額で転売し儲けていました。
しかし、スポーツクラブやビジネス関係者には、転売時の利益（値差）が収益になりませんでした。
個人のニーズや投資可能予算で、即予約をしなくても購入できる仕組みはありがたいですね。
「良く観える席、観やすい席」という一般的ニーズ以外に、「特別な角度から写真を撮りたいのでこの席が良い」「トイレに近い席が良い」などファン心理は、時期によりまちまちです。

シニアでリッチな層には、選手応援資金として超プレミア価格はリーズナブルな取組だと思います。

多様なニーズ、変化する需要と供給をスマホやＩＣＴで結べる時代がやっと来ました。
★ダイナミックプライシングで、ビジネスに直接関係する方の収益が増加する仕組みは、スポーツやショービジネス以外にもますます広がりますね。
一般の商店でも、閉店前の値引きは一部の店舗では実施していますが、需要と供給時で変化することも、コロナ禍で許される時代が来たと思います。
リスクを店が持って作ってしまったが、売れなかった。
その損失は店が負わざるを得ません。
どこかで挽回しないと経営は安定しません。
しかし、人口ボーナスが無くなった今の日本では、販売数量を伸ばすには、他店の売上数を奪うしかありません。

コロナ禍で、経営スタンスを変えないと継続できない時代になったと強く感じます。

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https://note.com/toshihito_iwai
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