事業アイデア発想法「一つだけ市場はチャンスと思え発想法」 テレビメモ術#119
伸びそうな会社や伸びた会社が、事業アイデアをなぜ出せたのかを分析することで、「一般の人でも使えるパターン化された
発想法」を研究しています。
<成功のポイント/工夫>
1)市場の穴(ポジショニング)に気づいたから
・高級レストランで乾杯用のお酒といえば、シャンパンしかなかったんです。「もしかして、ここにチャンスがあるかも」(Positioning/STP分析※専門用語参照)
★「一つだけ市場はチャンスと思え発想法」
2)戦略的4P対応をしているから
・顧客価値Customer Value/4C:高級レストランで乾杯用のお酒といえば、シャンパンしかないのは残念。
⇨対応商品Producr/4P :シャンパンと同じくらいに高級感のあるビールを作れば、「とりあえずビール」な国、日本なら乾杯酒のポジションに入り込めるはず。
・販路Place/4P:一般販売、小売りは一切しない。主にミシュラン店でしか飲めない。
・価格付けPrice/4P:ロココトーキョー。お店ではだいたい、一本1500円から2000円
・販促Promotion/4P:費用がかからない賢い対応策として「口コミ」を活用。高級店だけで飲める新しいビールが出てきたという噂は、お店の間で一気に広まり、次々と各地の名店から取引の依頼が舞い込んできた。
3)高額な材料を使い、こだわりの製造をしているから
・ドイツ産の最高級品質の大麦麦芽と小麦麦芽。香りのホップは2種類をブレンドして使い、水は、富士山の伏流水をふんだんに使用。
4)市場分析ができているから
・アメリカで出会った3人が、なんでわざわざ日本でビールを売ろうと思ったのか?
:東京が世界で一番ミシュランの星が多い都市。約230店舗。2位はパリで100店舗、次が京都、大阪
<経営成果>
・売れてるお店だと100本以上売れてます。
<岩井コメント>
戦略的に、冷静に考えた取組をしていると感心しました。
・強いて言えば、今後の課題は、事業を一気に伸ばしたいと考えたときに危機が訪れると思います。
マネジメント思想や体制を変える必要があります。製品の一定品質をいかに保つか、需要急増時の納期対応、材料確保、資金繰り、新たな人材の登用と評価賃金、物流、各国の法律への対応などなど、やるべきこと満載だからです。 外部の専門家をいかに集めるかにかかっています。経営者は人財集めが大きな役目となります。
<専門用語解説>
STP分析とは、Segmentation(市場細分化)、Targeting(ターゲット設定)、Positioning(ポジショニング設定)の頭文字。 STPは、マーケティング戦略の基本要素で意思決定時の分析資料として必要です。
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