趣味感覚で自分の家を自分の手で作れる？

【既存の仕組み、当たり前に疑問を持とう】

がっちりマンデー　2019年10月20日放送
セルフなのはレジだけじゃない！最新「セルフビジネス」！
ついに家まで！セルフでお得に建てる！
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2019/1020.html#b3
栃木県那須町　「ハーフビルドホーム」社。青木社長

＜成功のポイント／工夫＞
１）「半分だけセルフで作れる住宅」のビジネスモデルを構築（CustomerValue／４ＣからProduct／４P開発）
　　　CustomerValue／４Ｃ※は、下記専門用語参照
・屋根や外壁、電気水道ガス工事などの難しくて大事なところはプロの大工が工事
・内装は全部自分たちでおこなう

２）顧客価値（CustomerValue／４Ｃ）
・安く家を作りたい。コストメリット：約３００万円も安く建てることができる
・自分で作る楽しさ。趣味感覚。
・自分好みのこだわりのおウチが、安く建てられる

３）現地での顧客支援体制の構築
・日曜大工未経験の顧客に、建築技術をレクチャーしてくれる先生が来てくれる。
・天井作り、壁作り、と新しい作業を始める時に来て、その作業の仕方を教えに来てくれる。
・電動釘打ち機など、高価な機械は、ハーフビルドホームがレンタル可能
・板などの材料は、ショールームでサンプルから選ぶだけで、必要な分を現場に持って来てくれる
・レクチャー（指導員）は、セルフで家を建てた素人経験者。苦労して家を建てたので顧客目線で気持ちを伝えられる

＜成果＞
・年間売上げ1億7,000万円
・だいたい1年近くお客さんに待って頂いている

＜岩井コメント＞
趣味と実益というが、まさにこのことであろう。
「家を作ることは、専門家でないといけない？　どうして高価なの？」という常識に疑問を持つことが大切ですね。顧客ニーズから、工夫をすることで、新たなビジネスモデルができました。素晴らしいですね。
日本の住宅価格は高すぎます。私もそうですが、定年以降も住宅ローンを払わなければ入手できない価格は変えないといけない社会課題です。

＜専門用語解説＞
マーケティングの【4C】とは、消費者側の視点からの発想。
・価値（Customer Value）
・コスト（Cost）
・利便性（Convenience）
・コミュニケーション（Communication）
の４つの頭文字からとっています。
４Cから４Ｐを発想することが非常に大切です。

お祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#77　

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