見出し画像

【解は世界に有り。今こそ未上陸成功企業に学べ】

外部環境が大規模に劇的に変わることは今後も発生します。
自社をどう変えるかの準備を十分にと言われても、取組むことが多すぎることも現実です。
ではどうすれば良いか?? 
私は、『成功事例の成功理由を頭にたくさん保管し、柔軟な発想力を持つこと』だと信じています。
日頃から成功事例を学び、真似るトレーニングをしていれば、他社より先に行動に移せるからです。

がっちりマンデー 2019年7月28日放送
「僕たち上陸しましたチェーン」
フランスから上陸!超激安スポーツ用品店!「デカトロン」
2019年3月、兵庫県西宮市に国内第1号店を日本初出店。売り場面積2,000平方メートル。
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2019/0728.html#b3

<成功のポイント/工夫>
スポーツをしたいと考える人達の4Cから4P対応(※下段用語説明参照)
1)Cost➝Price:超低価格
・ハイキングバッグはコンパクトながらしっかり収納できて、なんと、390円。
・縄跳びは1つ140円
低価格にできる理由は、デカトロンの世界各国の工場で、得意なもの大量に作る仕組み
2)CustomerValue➝Product 幅広いスポーツジャンツと品揃えが豊富
・ランニングシューズにサッカー用品、テニスコーナー、アウトドア商品も充実。
・取り扱い商品は、なんと7万点以上
3)Communication➝Promotion
販促策①商品陳列方法が、スポーツをしてみようと感じられる工夫
・同一スポーツごとに、通路に近いとことから初心者用、中級者用、上級者用となり、価格も比例している。
販促策②売り場に、そのスポーツの大会入賞者などを店員としてたくさん採用し配置
・専門的な説明ができるから、来店客も信用し購入へ

<成果>
・現在、55か国に1,500店舗以上、年間売上げ、1兆3,000億円!

<岩井コメント>
低価格販売を実現する一般的方法は、経費を極限まで減らすことだと考えていました。
つまり、店員を少なくして人件費を削減、展示もダンボールのままなど備品を購入しないが日本的、岩井的常識と思っていました。
しかし、デカトロンでは、セミプロ級のアスリート経験者を店員として多数配置しています。目から鱗でした。
プロ級店員の給与を負担する方法は?どうして実現できれいるのか?  
それは、ICTを活用して、世界中で最安値で良い商品を作れる体制を構築しているためです。
されど素朴な疑問が湧き出てきました。創業直後は販売数量が限られたため、生産コストの削減にも限界があったとおもいます。どうやって、乗り越えたか?今後調べてみます。
・日本はいつの間にか、世界から大幅に遅れを取っています。特に、ICTは最遅延国です。コロナ禍対策の追跡、補助金申請が今だ郵送だったり。
当事例も世界最適生産をICTで実現しているから事業発展ができています。再度世界に追いつけ精神が必要ですね。

・絶好調ワークマンプラスは、ガテン系仕事人の作業用だけでなく、アウトドア用品としても使えると評判になりました。便利機能を持ちながら、アウトドア業界の価格帯よりお値打ち価格となっているため市場獲得が進んでいます。
低価格で作り販売できるため、価格面では国内にライバルが存在しないと考えられていました。しかし、この事例で解りました。世界は広いですね。
今後は、デカトロンとの差別化をいかに図るかのポジショニング分析をして戦略修正が必要ですね。そして、ワークマンには世界進出して外貨を獲得してほしいですね。

<専門用語解説>
スポーツをしたいと考える人達の4Cから4Pを考え対応している模範例
マーケティングミックスの4Cとは?
4Cを明確にした上で、4P行動が必須です。
【4C】は消費者視点です。
・価値(Customer Value)
・コスト(Cost)
・利便性(Convenience)
・コミュニケーション(Communication)
【4P】は企業視点です。
・製品(Product)
・価格(Price)
・場所(Place)
・プロモーション(Promotion)
【4Cに対して4Pを的確に対応しないと成功しない】

祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#58 

#ビジネス #世界生産 #成功事例 #スポーツ用品 #低価格 #がっちりマンデー #世界競合 #デカトロン #ワークマン #海外進出

コロナ収束宣言まで、毎日お役立ち情報を掲載する活動資金にさせていただきます。