食品業で持続的に勝つ方法とは?
がっちりマンデー 2020年4月26日 放送
がっちりマンデー傑作選!
地元限定!儲かる「地元アイス」!
https://note.com/gacchiri/n/n479d94427c3b
素朴な疑問が湧きました。なぜ?地元アイスが全国に存在するのか?
たぶん、冷凍の物流が整備されていない時代は、1時間以内に移動できる場所限定の制約事項があったと考えました。あってるかな?
<成功のポイント/工夫>
1)商品アイデアを見つけたこと
・61年前、あまりにも茶葉が売れず苦労していた先代の林己三彦社長が、「海外では、抹茶にミルクを入れて飲んでいる」と耳にした。「これはイケるかも!」と、作ったのがグリーンソフト。
2)味、品質が本物の抹茶を使った本格アイスを開発(Product/4P)
・江戸時代創業お茶専門店「玉林園(ぎょくりんえん)」が、
・石臼1000台で作るため、粒子が細かくなり、舌触りの滑らかさを実現。他社メーカーは、抹茶を大量に素早く作るために粉砕機を使用。
3)子供を顧客に育てる仕組み、販促を毎年実施(Promotion/4P)
・和歌山市中の100を超える幼稚園や保育園に、「グリーンソフトがもらえる引換券」を52年前から毎年実施(年15000枚) ※下記専門用語参照
・すりこみ作戦
4)おとなを顧客に育てる仕組み(Promotion/4P)
玉林園の先代は、多角化経営として、和歌山ラーメンで一番売れている「てんかけラーメン」店も営業。
ラーメンとグリーンソフトを一緒に出すことで、大人も夢中にした。
<成果>
・年間販売数は、およそ200万個
<岩井コメント>
◆私は知りませんでしたが、「抹茶入りソフトクリームは玉林園が世界初」とのこと。知名度アップになる埋蔵金なので活用が不十分なので残念ですね。もっと販促に活用したほうが良いと思います。
世の中が知らなければ、販売増に効果を発揮しません。
知名度アップは、企業成長に大切な要素です。
わざわざお金をかけて、有料メディアに広告を出すのではなく、世界初と世界に発信したがっているメディアを活用し、海外で知名度をアップした上で、国内の知名度を上げる方法があります。
当「世界初」はこの取組ができます。
<専門用語解説>
◆「個人の一生の好みの味覚が決まるのは10才までの食生活」
これは、マクドナルド社から学びました。
だから、10才までにマックファンにすることに注力すると、一生その人はマックが忘れられなくなる、持続的勝利の方程式を世界で実践しています。
当事例の「幼稚園/保育園へのグリーンソフト無料交換券を配布」は理にかなった取組です。
【◆法則をたくさん知っていれば勝率は格段に向上】
法則をたくさん知っていれば、事業の再構築や、新規事業担当プロテューサーになったときに、非常に有利になります。日頃から習得が大切です。
お祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#72
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