SDGs実践者、社会起業家の素晴らしさに感動#101
【毎日投稿101日目!テレビメモ術100事例目】
ぜひお薦めする事例です。
「貧しい人を見つけて『やってあげる』というスタンスは一切ないです。あくまでお互いさま。僕らも頑張るし、農家も頑張る。ビジネスだから持続性のある取り組みにつながっていく」
理念と行動が合致した素晴らしい事例であり、人物です。
<成功のポイント/工夫>
1)理念、思想が明確かつ自分でも行動している
・「ビジネスでさまざまな社会問題を解決しよう」という志。
(実践例)2008年、部屋を借りにくい外国人のためにシェアハウスを設立。年商約8億円と大成功に。
「ビジネスはお金を稼ぐ手段だと思っていましたが、ビジネスで社会課題も解決できる。自分の中でモヤモヤしていたことが解決されました」(田口)
2)新規事業立ち上げ時のパターンを確立
・事業を立ち上げた人が社長を務めるルール。つまり、新しい事業を立ち上げる時に資本金新しい会社まで設立する。
・複数の事業会社からでた利益の一部を共通のポケットにストック。
・その中から1500万円を出資して新会社をどんどん設立
・新事業を設立希望者は、全事業社長の前でプレゼンし、全事業社長の賛成が必要
・この方法で去年は13社設立し、累計35社に。
・(実践例)ミャンマーの山間部では、貧困のため、「ケシ」を栽培していた。田口社長からの依頼を受け、農薬を使わないハーブの栽培を開始。田口社長は、これを適正価格で全て買い上げた。結果、農家の収入は以前の3倍になりケシを栽培する人は一人もいなくなった。
3)遣り甲斐一杯の会社理念に共鳴する人材が集まってきた
・「(年収は)前職に比べると半分以下だが、やりがいを比べると1万倍ぐらい高い」
・有名校の大学生、「『大企業に入れる』『もっと給料がもらえる』とよく言われますが、それでもここに入社したい。
・「やりたいことができる環境がある。高校時代から貧困問題に興味があって、同じ志を持つ人と仕事がしたい」
・田口社長の元に人生を賭けたい
<経営成果>
・事業数は35社に
<岩井コメント>
・私は、日本のボランティア活動、日本流NPO活動に違和感を持っていました。
40年以上前の大学生時代の4年間にボランティア活動で、「身障者の臨海学校でお兄さん」や「車いすヨーロッパの旅に介助者として随行」などをしました。
・日本のボランティア活動や、新たに制度ができた日本版NPO活動は、「個人の費用と時間の提供の上に成り立つ」取組でした。
当時は、「福祉など社会課題への対応は、ビジネスにすることはおかしい」という風潮がありました。正しいことも多々あります。
しかし、この考えが持続的活動にできていれば良いのですが、現実は、取組後2~3年くらいたつとメンバーがつらくない少しずつ離脱してしまいました。
★真のSDGsへの取組として、当事例以外にも、
・マザーハウスの山口社長(テレビメモ術note#86)
・アグリゲート「旬八青果店」の左近社長(テレビメモ術note#17)
上記の社会起業家の傾向は、「事業を起こすことで社会問題を解決する」という考えです。社会課題の解決には時間がかかります。
だから、持続的に活動資金が得られるビジネスを創らないといけないという考えが浸透してきたように思います。
この考えに私は共鳴します。
ただし、ここで言うビジネスの目的は、経営者や資本家が多額の利益を享受することではありません。
【「世界から貧困をなくす」ために働くが、自分たちはごく普通でいい。】
感動的言葉です。
下記発言は、特に心に刺さりました!
「(社会問題解決は)理想論だ、きれい事だと言われますが、大人が理想論を言わないでどうする、と。現実の話ばかりしていても、何のために生きているのか。理想に向けて努力をする。大いにきれい事を言わないとダメですよ」(田口)
コロナ禍でも前進あるのにですね。
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