食材提供会社の使命は? 『新製品病』にかかっていないか?
コロナ禍打破に使える事例です。
あなたの家の冷蔵庫にも、桃屋の瓶ありますか?
我が家は、定番品がたくさんあります。
食品系の100年企業は、安定成長のイメージがありましたが、桃屋は、7年前に小出社長が始めた取組で、それ以降増収増益とのこと。
増収した理由を知ると、ちょっとした取組、されどコロンブスの卵でした。
真似しやすい取組です、ぜひ学んで実行し、コロナ禍打破ですね。
がっちりマンデー 2020年1月26日 放送
「ごはんですよ!」から「少し辛いラー油」まで!
ごはんのおとも会社「桃屋」の秘密にせまる!
株式会社桃屋 代表取締役社長 小出雄二さん
https://note.com/gacchiri/n/n2b45c16fc624
<成功のポイント/工夫>
1)食材提供会社から、「自社商品を使った‟レシピ開発”提供会社」へ
・「ごはんですよ」「キムチの素」など自社商品を使った‟レシピ開発”にあり
・レシピ開発のポイントは、「どこにでもある食材」で、「誰でも簡単に作れる」
2)徹底した製造品質管理で「安心・安全」信頼を獲得
・「ごはんですよ!」の場合、トロ〜リ食感にいちばん大事な作業が「海苔の洗浄」。そこで、アオサノリ製造専用工場を作り、4億円かけてアオサノリを洗うだけの全長約11mの「洗浄選別槽」を導入
・かつ、最終的には人の目で確認
3)新商品の発売数には固執しない商品開発方針
◎満足のいく商品が開発できない年は、新商品の発売はしない。過去、最長2年半、新商品未販売期間あり
・平均して1年に1〜2個
・小出社長の発言「おいしいんだけど、うちが出す新製品の意味って?他の会社がマネ出来るようなものを作ってもしょうがないんだよね…。新製品出すのが目標じゃないから。いつも言ってるけどね。」
・小出社長の奥様、桃屋の創業者のお孫さんで、「主婦の真美さん」を含めた、メニュー会議で決定
<成果>
・大正9年創業の超老舗。レシピ提供で売上げ15%アップ、年商127億円に
<岩井コメント>
小出社長の発言は、メーカー出身の私には、心をえぐられました。
「うちが出す新製品の意味って?他の会社がマネ出来るようなものを作ってもしょうがない。新製品出すのが目標じゃないから。」
『新製品病』とネーミングしましたが、大手企業の経営者及び幹部、いや全従業員が、新製品神話を持っていると思います。
「新製品がでれば売上が増加する」だから、毎年ルーチンワークで、ちょっとだけ機能改善した商品を発売し続けています。
しかし、顧客が飽きて、客離れ。新製品とは言えないマイナーチェンジばかりでは、客離れ理由が解りました。
★食材提供会社の使命は?美味しい素材提供だけで良いのか?
<専門用語解説>お祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#71
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