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【課題解決】中小製造業の市場調査 目標設定
1.事例紹介
先の投稿に続き、熱的特性をもつ商品開発の事例における、市場調査について、ご紹介します。
2.解決の方法
市場調査においては、調査を開始する前に、目標としての数値を設定することをオススメします。
3.事例内容
商品開発における、技術的な検討が進んできたことから、開発品の市場調査を行うこととなりました。
市場調査として、顧客に、開発中の商品のニーズの強さを、ヒアリングをしていくこととなりました。
しかし、ヒアリングの前に、まず、この商品を商品化して、どのくらいの売上と利益を目指すのか、目標値を設定することが必要です。
開発の依頼をいただいた関連会社からは、この開発商品の目標の売上と利益のご提示をいただいたことがなく、お聞きしたところ、未だ設定していない とのことでした。
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目標の売上と利益、暫定でもよいので開発商品の売価を設定すれば、目標の売上・利益を出すために、必要な販売数量が算出できます。
それに対して、市場調査を行うことにより目標を達成できそうなのか、つまり、その商品の事業性を判断することができます。
結局、1ヶ月以上かかりましたが、目標の売上・利益をご提示いただいたことにより、市場調査にあたっての前提条件を設定ことができました。
4.活用の効果
設定した目標値をもとに、顧客ヒアリングなどから、開発商品が、どのくらい売れそうなのか推定できます。
そして、設定した目標値とを比較することにより、開発そして事業化への検討を進めるべきかどうかの判断ができます。
また、必要ならば、ターゲットの変更などの方向転換を、早めにかけることもできます。
5.解決へのポイント
最初は精度が悪い概算値でもよいので、とりあえず目標の数字を置くことがポイントです。
数字の精度は、市場調査を進めながら情報が得られる中で、上げていくことができます。
今回は、熱的特性をもつ商品開発の事例における、市場調査について、ご紹介しました。