■VOL.1 なぜ脱毛症と向き合うことに決めたのか?
これまで多くの脱毛症患者と向き合ってきた関先生だが、個人経営の美容室をやりながら、なぜ難題である脱毛症と向き合うことを決断したのかを語っていただいた。
○ある少女との出会い
その出会いの日、当時は奥様と切り盛りしていた小さな美容室。あまり手伝う気はなかったと笑混じりに語る関先生だったが、ある日の出来事を話し始める。
その子のお母様に関先生は率直に聞いたそうだ。その当時、関先生も若かったことからもっと聞き方があったのにと振り返る。
○自己の正義感と美容師としての使命感
全脱毛した少女の存在が気になり本来の仕事をしながらも意識がそっちにいく自分の様子を当時の記憶を辿りながら話してくれる関先生。髪を専門とする美容師として、一人の人間として彼の優しさが滲み出る。
その子の頭皮の痛々しい状況を見た関先生は、やはり黙っていられなかったようだ。関氏はその当時のことを思い出しているからか、口調もテンポが上がる。
毛髪の専門家の言うことには耳を傾けないのに、近所の仲のいいおばさんの言うことは聞くと言う驚きの事実。関先生は笑混じりで語ってくれました。しかしそのきっかけが彼の探究心に火をつけたようだ。この話はまだ先がある。関氏はそのお客様にプロとして意見をぶつける。
○少女と別れた後も消えない蟠り、そして決断
そう語りながら、私たちに脱毛症の研究を始めるきっかけを語ってくれた関氏の目には光り輝く涙が滲んでいたのが印象的だった。その不思議な少女と母親との美容室での出来事が、その後の彼の人生を研究へと導く神様からの贈り物だったのでしょう。
■VOL.2 脱毛症の子供たちを救うための険しい道のり
少女との感動エピソードの余韻も消えないまま、関先生はその後の研究過程も語ってくれた。ほんの数分での話だが、そこには血の滲むような苦労がそこにはあったのだと思う。
○脱毛症改善に繋がる大きな糸口
関先生は当時を振り返りながら、毛髪から一線離れて頭蓋骨に着目し頭皮を柔らかくする方法を熱心に調べていったようです。頭皮を強くマッサージしたり足のリフレクソロジーをやってみたりと様々な試行錯誤があったでしょう。そんな中、また衝撃な出来事が起こったのです。
○息抜きで行った温泉。思わぬ場所での大きな発見
頭皮を柔らかくするために奮闘していた関先生はある日行き詰まりを感じ、気分転換に温泉に行ったそうだ。その時に思わぬところで大きなヒントを得る。
私たちの常識では洗髪とはゴシゴシ洗うイメージだったが、その概念が根底から覆った。本当にそれで汚れが落ちるのかと疑ってしまうほど弱い水圧で流し、ゴシゴシ洗わず撫でるように洗いなさいというのが関式メソッド。しかし、この方法で結果が出ているのだから驚きだ。
■VOL.3 脱毛症で悩む全ての人へのメッセージ
関氏が提唱しているのは、過剰な美容ストレスを避けたリラクゼーションメインの美容技術。VOL.3では関式メソッドのほんの一部だが大切なヒントを聞かせてくれた。
○今の若い世代は数年後に薄毛で悩まされるだろう
現代の若い世代はこのままだと10年後20年後、どんどんハゲてくるだろうと警笛を鳴らす。
関氏の言う「美容ストレス」とはいったいどんなものなのか?私たちはそこに現代の誤った常識と真実が隠れているのではと確信した。それと同時に、脱毛症を改善する手法よりもっと大切なこと、それは「美容ストレス」を生活から排除し、薄毛にならない生活習慣を心がけることが病気で言うところの「未病習慣」、つまり薄毛にならない行動を選択することが現代の全ての女性を救うことに繋がるのではないかと思う。
○現代の「美容ストレス」とは?
関氏の話は常に驚きの連続で話に引き込まれてしまう。それは、普通ではあり得ない常識を覆すような内容ばかりだからだろう。では、なぜ私たちは間違ったことを常識としてインプットしてしまっているのか?そこを考える必要がある。そう考えると、もしかしたら食や健康、医療や美容から教育に至るまで様々な分野においてもこのような常識と思っていたことが間違っているような不都合な真実が隠されているのではないかと思ってしまうのは私だけだろうか。
*今回の対談をご覧になりたい方はYoutubeでご覧いただけます。