宍戸錠映画祭と、錠さんのこと〜佐藤利明の娯楽映画研究所【こちら阿佐ヶ谷ネオ書房】
盟友・切通理作さん店主の「阿佐ヶ谷ネオ書房」からお送りするYouTube番組「佐藤利明の娯楽映画研究所」。今回は、2020年9月19日〜10月9日まで、横浜シネマリンで開催中の「宍戸錠映画祭」と勝手に連動企画。「日活時代の宍戸錠さん」について、語っています。
【宍戸錠プロフィール】
1933(昭和8)年12月6日大阪府出身。幼少期から高校時代を東京、宮城県で過ごし、1954 (昭和29)年3月、日本大学芸術学部演劇科在学中(同期にケーシー高峰、砂塚秀夫、赤江瀑、嵐徳三郎)に日活第1期ニューフェイスに合格。
当初は細面の二枚目俳優として売り出したが、1957(昭和32)年に豊頬整形を行って以降は敵役としてめきめき頭角をあらわす。
1959(昭和34)年に始まった小林旭主演『渡り鳥』シリーズ、1960(昭和35)年の赤木圭一郎主演『拳銃無頼帖』シリーズでの際立った活躍ぶりが認められ、同年末には石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、和田浩治に続き日活ダイヤモンドライン入りを果たす。
1961(昭和36)年3月、初主演作となる『ろくでなし稼業』が大ヒットし、“エースのジョー”のニックネームと共に日活無国籍アクションスターの座を確固たるものとする。
1963(昭和38)年、鈴木清順監督の『野獣の青春』では一転してハードボイルドの世界に挑戦し、『拳銃は俺のパスポート』『殺しの烙印』『みな殺しの拳銃』の3部作と共に、今なお日本ハードボイルド映画の金字塔として不滅の輝きを保っている。
2020年1月18日、東京都世田谷区にて逝去。享年86歳。
それでは、ご覧ください!
横浜シネマリン「宍戸錠映画祭」
noteマガジン「宍戸錠の世界」
よろしければ、娯楽映画研究への支援、是非ともよろしくお願いします。これからも娯楽映画の素晴らしさを、皆さんにお伝えしていきたいと思います。