黄金の1960年代、子どもたちのサブカルチャー PART2
正義を教えてくれたSFアニメ どこの家のアルバムにも、昭和30年代後半から40年代前半にかけて撮られた写真には、"シェー”をしているスナップがあるはずだ。それほど赤塚不二夫の『おそ松くん』はポピュラーな存在だった。おそ松、イヤミ、チビ太、それにデカバン、ダョーンの面々が繰り広げる珍騒動の数々。何かというとすぐに下剤が出てくるし、海へ行けば六つ子は商売をする。失業した父親は、家を改造して"かき氷屋”の社長に収まったこともある。「イヤミのおフランス軒の巻」ではお腹を空かせたチピ太