先に売らない、先にファンづくり

公認会計士・税理士として20年近くいろいろな経営者、起業家を見てきました。また自分自身、8年半ほど前に起業して、自分でも起業、経営を経験しています。

その中で多くの経営者、起業家が退場されるのを見てきました。また経営しているものの、苦労されている方も多いです。その共通ひとつは、ファン作りをないがしろにすること。

ファンを作らず、先に売ろうとします。

お分かりになると思いますが、人は売り込まれるといやな気分になります。搾取される、というか、お金目当て、でカモとして考えられているように思うから、です。自分が。

そういう方には意識的、無意識的に警戒心が働いて近づこうとは思わなくなります。そのため、よく売れる方は売ってやろう、買わせてやろう、とは思っていません。

よく売れて経営を続けられている方は、まずファン作りを大切にします。その方のためになることをしてあげて(お手伝い、情報提供など)、まずは仲良くなります。信頼関係を気付くと。さらに専門知識などを適宜提供してあげて、ファンになってもらうようにします。ファンになってもらったら、その後、商品やサービスを買ってもらうことは、それほど難しくはありません。

しかし、ファンづくりに気を配らない方は、知り合った ⇒ 即売り込み、です。これでは売り込まれたほうは、うんざりします。

ということで、経営、起業する方はまずはファンづくり、その後、商品、サービスのご提案、です。その結果、買っていただけるようなら買っていただき、顧客になってもらいましょう。

決して順序を間違えてはいけません。